FLASH
なんと、4月に入りました。新年度、というやつ。
私はといえば、就職活動とやらにひぃひぃ言っている毎日(あ、そんな言うほどやってないです)。
そうそう、PerfumeのNY公演に行くことが決定しました~!
憧れの街、NYで大好きなPerfumeが観られるなんて。
で、新曲「FLASH」のMVを観たのですが。
[MV] Perfume 「FLASH」(short ver.)
衣装がみんなおんなじだ!!
これは、もう、あ~ちゃん、かしゆか、のっち、というキャラが世間的にもしっかり認識された、ということなんでしょうか。
カンフー風のダンスで、ロボットっぽさはあまりなくて、
歌詞もエモーショナル。
もうあの頃の人間味の薄い、テクノポップユニット(アイドル?)Perfumeではなく、
世界的なジャパニーズ・ポップ・アイコン・Perfumeになりつつあるのですね。
早いところ、AppleMusicで全世界に配信すべきでしょうこれは。
アメリカの人はどうやってPerfumeの音楽を聴いているのかしら?YouTube?Spotifyでは配信されてるのか…。レコードを買っている人も中にはいるだろうけど。CD…はないよな。
日本では有料のサブスク、浸透しそうにないね。(わたしはAppleMusicユーザー。)
違法アプリがあまりにも、出回りすぎている。12/31 COUNT DOWN JAPAN 15/16 @ 幕張メッセ
ということでライブ振り返りその2。
2年連続CDJで年越しいたしました~
今回は本当に観たいバンドがたくさんあって、、、
「年越しをDJでさせてくれればあとは付き合う」という友達を連れまわしました
ということでざっくりと振り返り。
昨年のワンマンから1年以上ぶりのハイエイタス!
一番でっかいアースを真昼間から埋め尽くす彼らはやはりすごい。
あんまり細美節はさく裂してなかった(笑)
前日にバンアパで合唱されたときは500回くらいキレそうになったけど、
ハイエイタスの合唱は良いです最高です
でも何歌ってもイントロで「うぉぉ~」って言う風潮はなんなんでしょう?
セトリわりとフェス仕様だったと思うのだけど。
ワンマンやってないから久々に観た人が多かったのかな。
半分くらいしか観れなかったのだけど、彼らのロックンロールは本当に、アツいね。
キュウちゃんのドラムの音が響きすぎて。
ちなみにMCでチバが発した言葉は「なんか騒がしいな、そっちのほう(外)」でした。
「涙がこぼれそう」では「ここは幕張。カウントダウンじゃぱーーん!」と煽り、たぶんダイバー出てた。
この日もやっぱりハルキがセクシーでした
・The fin.
初出場のThe fin.。
来年はジャパンツアーをやります!なんて言っちゃうあたりが
世界を舞台に闘っている彼ららしいライブだった。
スタンド席で観ていたけど、周りは完全にお昼寝タイムになっちゃってて残念。
初のバクホン。声に癖のない聴きやすいロックンロールという印象。
男らしい歌詞や力強い演奏がかっこよすぎる。
途中から観たのであれですが、セトリはおそらくフェス仕様。
コバルトブルーは色あせない名曲ですね
・Suchmos
やってくれたぜ。
完全に、爪痕を残していった。
10-FEETやTOTALFATのTシャツを着た人たちが踊り狂って「さいこー!」なんて叫んでいた。
夢のような光景。
セクシーでグルーヴィでジャジー。完全にキテル。
完全に今回のベストアクトです サンキュー
リハで「Short Hair」をやっていたのでフェス仕様な感じで来るかと思いきや。
最新アルバムの曲+え、それやる?っていう曲祭りで感激した。
だからベボベが好きなんだ。
CDJに来ているウェイ族にも、これまでの彼らから完全に脱したことを分かってもらえたら最高だな。
まぁ周りみたら完全にぽかーんとしてたけど。
電話ズみたいに固定セトリから変えられなくて、という不器用さも好きだけど
やっぱり最新の彼らをフェスで知ってもらえてかっこいいって思ってもらえたら
もっともっと今後につながるなって。
でもステージ1個小さいところにされてしまったし、今回の反応も微妙かもだし次はどうなるのか心配だ
・MONOEYES
超ハッピーな音楽を鳴らす「新人」バンド!
実は初見。
こちらでは細美節さく裂してた。
「My Fackin' Instant Song」最高やな!笑
演奏している側も観ている側もすっごくニコニコしてて嬉しくなった。
あと、MONOEYESの合唱は良いよ。むしろわたしも歌うよ。
こちらも初。
人がいすぎて本当にびっくりした。
演奏も歌も決してうまくはないけど、彼らの持つ大衆性とか物語性に魅了されてしまうのでしょうね。
紅白で生中継されるということで場つなぎのMC(?)が多めでした。
彼らの可愛らしさといったらもう、ね。
そりゃ人気ですわな。
最後の天体観測では藤君自らが「オーイェイアーハン」をネタにしていてびっくり(笑)
・DJダイノジ
この前タナソーにもぶっ叩かれてたけど、とにかくもう彼らはDJと名乗るべきではないよね。
お前のiTunes晒し大会じゃないからね本当にっていうDJ()増えすぎだろ!笑
っていうかぼくらの音楽は道具になり下がるとか君らの好きなものを全部肯定するよとかなんかもう最低だ
あと個人的に振付を強制されるのがとても苦手だということに気付いた、チョーダサい。好き勝手に踊っていたい、、、
たぶん、あそこに集まっていた人は音楽が好きなのではなくて、騒ぐことが好きなんだろうなぁという感じです。最低な気分になってしまった。
気分を立て直して(?)、ZIMAを飲みながらのスペアザ!!!!
ほろ酔いで観るスペアザって超最高じゃないですか
後ろの方でずっとゆらゆらしてました。新年1発目のライブが彼らでよかった!
「BUMPと同い年」といって会場がざわついていた。
だいぶ疲れていてあんまり記憶がないんだけど、
安心して聴けるメロコア(良い意味で)。
2016年も激熱なバンドであってほしい。
・DJ(?)
この後は朝までDJ(?)を観ながら寝ました。
SUNと新宝島をめちゃめちゃ聴いた気がする、、、
柴田さんは自分で「クソみたいなDJ」と開き直っていたけど本当にクソみたいだった…
DJじゃなくてああいうパフォーマンスということにすればいいのかな?
レイジさんのDJは途中からだったからあれなんだけど、なにやら「ごめん、みんなが好きな奴かけるね」と言ってSUNをかけたみたいね。
たしかにそれはもやっとだわ(笑)
っていうかCDJのDJ(?)コーナーはもうDJという名前をやめるべきだ、
知っている曲でわちゃわちゃしたいならそういうプレイリストを自動で流しておけば?
それで芸人とかが盛り上げに来ればいいんじゃない?
という気持ち
新年早々荒らぶってごめんなさい。。。
2016年もたくさんライブに行ってたくさん音楽を聴きます
宜しくお願い致します。
12/30 LIVE DI:GA JUDGEMENT @QUATTRO/TAKE OFF 7
年明け早々の更新がまさかの昨年の振り返り。
まずは30日のLIVE DI:GA。
ライブレポートではなく備忘録程度に、ざっくり感じたことを書かせてください。
彼らを観るのは2014年のBAYCAMPぶりだったかな。その時は野外だったこともあってか、タカハシマイちゃんの声が全然出ていなかったり全体的に音も小さかったりであまり良い印象は持たなかった。
で、今回、ちょっぴり久しぶりに観たら曲がダンスミュージックっぽくなっていてびっくりした。もうちょっとふわふわしたイメージがあったので。
チェコを観ている時、隣に2,3歳くらいの男の子を連れたお母さんがいてほっこり。男の子はお母さんと一緒に手拍子をしたり手を挙げたりしていた。チェコのためだけに来ていたみたい。素敵な光景でした。
・シンリズム
噂の天才高校生。サポートにはThe BirthdayのフジケンやSHISHAMOの朝子ちゃんなど豪華メンバー。見た目は本当におとなしそうな普通の男の子でした。というか落ち着きすぎて大人っぽく見えた。
サウンドはまさに、渋谷系!
といってもきちんと2015年版にアップデートされていて、この年でこんな曲を書ける彼は、たしかに天才。
なんだけど、音響が最悪でした;;めちゃめちゃハウっちゃってた。やっと落ち着いたと思ったのが最後の1曲だった(笑)残念すぎる。
せっかくの素敵な声もあまり聴こえなかったよ、、、
MCでは「先週から冬休みに入って…。」「いつもはおうちでゆっくり過ごしてるんですけど、今年はライブが出来てとっても楽しかったです」なんて可愛らしい発言をしていました。これはおばちゃんウケ抜群だ。
・Keishi Tanaka
実はライブを観たことがなかった。バンアパ・荒井さんと仲良しで歌が上手い、というイメージだった。笑
多彩な音に乗る彼の声はとても心地よい。そしてパフォーマーとしても一流、、、!
「ステージがどこまでかわからなかったんで」なんて言って、楽しそうにクアトロ中を駆け回っていた。
爽やかな声に金管が入るとやっぱり良い。完全に個人的な好みだけど。笑
・Awesome City Club
アジカン・ゴッチも褒めたたえていた新進気鋭のバンド。
ライブを観るのは5月のAfter VIVA!ぶり、2回目。
リハやって、ちゃんと1回戻って、SEかけてお揃いの真っ白な衣装で登場したところに感嘆。世界観がしっかりしてるのね。
PORINちゃんはもっとふわふわ・キラキラしたお人形さんみたいな子かと思いきや、すっごくセクシーで強い目をしていた。
「4月のマーチ」できちんとお客さんを魅了していて、成長をかんじたよ、末恐ろしい子だわ!
・フレンズ
サポートベースに電話ズの涼平さん、サポートドラムに元ミイラズのルイスが入っているということで観に行きました。
ライブをやるのはまだ3回目?らしい。
ゆるラップの要素も取り入れつつ、シティポップぽさもあり。
MCもゆるゆるで、なんとも可愛らしいバンド。男の人がイケメンじゃない(失礼)のが好感度髙い!
次のLUCKY TAPES待機してたら残念ながらCD買いそびれちゃった、、、。
・LUCKY TAPES
なんと、入場規制がかかりました。
ACCとかと並んでシティポップと呼ばれることもあるけど、全然違うぞ~
グルーヴ感あふれる心地よいサウンド。
サブカル女子ホイホイな見た目のKai君のボーカルも耳に優しい。
お洒落すぎるぜこのバンド。
あとやっぱり金管が~~良さ、、、
TAKE OFF 7の大きさであの豪華なサウンド、たまらぬ。
・LILI LIMIT
半分くらいしかみれてないのだけど、ちょっぴりスーパーカーを彷彿とさせるサウンド。
MC下手くそなんだけど、それもまた可愛らしいね。
キャッチーさと高めのボーカル。若者にもっとウケてもおかしくない。
これからなのかな。
超余談。途中から入ろうとしたら外でKai君がファンの女の子につかまってて、「あ、ボク、LILI LIMIT観に行きたいんで…」みたいに言ってて好感度があがった。いいね、そういう不器用さ。
・Shiggy Jr.
狙った薄っぺらさとキャッチーさになんだか病みつきになりそう。
ボーカルの池田ちゃんが頑張って観客を煽っていて、新人アイドルを応援するみたいな気持ちになった…
っていうかフロアの男性率の高さね!
煽り方がちょっとポルノの昭仁さんっぽかった。まぁつまり、J-POP狙いにきてんなって。
今年はさらなる大躍進なるか?
サウンドチェックでまさかの 星に願いを をやってフロアが沸いた。
まだサウンドチェックだよ。って荒井さんに言われたけど、あれはずるい。
そのまま本編へ。セトリは正直、またいつものフェスのやつ、って感じでしたが。
シギジュニとは正反対で全く客を煽らないのにみんな踊りまくり、手をあげまくり、でさすがの貫録を見せつけていた。
彼らの音はたった4人で、ギター・ドラム・ベースだけなのになぜあんなに心地よいのか。
MCも「トイレがつまった」「タイ料理はクソ」と、明日もCDJ出るのにそんな話全くしていなくて相変わらず。
個人的には日本語詞も好きだからもっと割合多めにしてもいいのになぁと。
隣で合唱しまくっていた男子2人組が日本語詞になると黙ってしまっていたから、そういうもんなのかとショックでした。
30日は以上。
31日のCDJのことも書いておきたいので2本目に突入~☆
2015年ベストアクト
さて、ベストアルバムに続いて2015年のベストアクトを考えたいと思います。
アルバムよりもうちょっとフランクな感じでやります。
今年は31日のCDJまで含めると37本?38本?それくらい行くみたいですね。
(インストアライブ、テレビ観覧、轟音上映会含む)
単純計算で月に3回は行ってたってことか、、、まぁ1mmも後悔してないけど
無料で行ったものもあれば1万円以上したものもあるので、金額については考えないことにしていきたい所存。
ベストライブ、ではなく、アクト、を順不同で5組(5本)?決めることにします。
ライブにしちゃうと対バン形式も多いのでちょっとなぁ、という理由。
ちなみに行ってないけど行ってたら間違いなくベストアクトになったのはBAYCAMPに出てたいろんなバンド。(雑)全部最高だったろうなぁぁぁ
&ビバラのyog。ギター松田さん脱退前ラストライブ。ゼミさえなければ、、、
ということで、本題へ参ります。
01:Suchmos(2015/10/11@新代田FEVER)
Yogee企画のトップバッターだったSuchmos。痺れたな~。Yonce君のドヤ顔!笑
カリスマバンドって彼らみたいのをいうのか、と。
前にライブレポートチックなのを書いたので詳しくはそちらを。
YUKIちゃんのライブは初見だったのだけど、クルクル変わる彼女の表情に釘付けでした。彼女が主演のミュージカルみたいだった。
演出もとっても凝っていて、これはもう「ライブ」の域を超えているなと。
JAM時代と変わらぬ、いやむしろさらにパワーアップしたキュートさ。
あの小さな体の一体どこにあんなパワーを秘めているのか、というほどに声量がすごくて鳥肌が立ったよ。
「好きってなんだろう…涙」から「キスをしようよ」の流れがとっても素敵で、YUKIちゃんワールド全開でした。
このMVでちょっとだけあのキラキラが伝わるかも。
03:ZAZEN BOYS(2015/6/6@川崎CLUB CITTA')
いつもナンバガ~~と言いまくっているワタクシですが実はこれが初向井。
こんなに気持ち悪くてでもめちゃめちゃにうまいバンド、初めてだった。
メンバーが向井の一挙手一投足を見逃すまいとじっと見ていて、見ているこっちまで緊張感でビリビリした。たまらねぇ。
そして汗だくのおっさんたちが最後にセンターに集まって、電気グルーヴの「Shangri-La」をボイパで歌い始めるという意味の分からない展開。(でもめちゃくちゃにうまい)しかも歌詞はテキトー。
オールナイトだったのにZAZENですべてを出し尽くしてしまった気がする。
また観に行かなくちゃ、、、
04:大森靖子(2015/3/12@Zepp DiverCity TOKYO)
「オトナの!」という番組が主催したフェス。他にフジファブリックやアジカン、電話ズといった豪華な面々が登場。
でも圧倒的だったな。靖子ちゃん。
会場の雰囲気を一気に持って行っちゃってて、叫ぶように歌う彼女にゾクゾクした。
最初観たときはあれ、写真と顔が違う!と思ったんだけど(笑)、ステージを駆け回る彼女はすんごくかわいらしかった。
ユースケ・サンタマリアの顔面にケーキをぶん投げて、そのあといろいろ大変なことになっていたけどそこも彼女らしい。
これまで、メンヘラな子はあんまり好きじゃなかったのだけど、新境地開拓した!という気持ちになりました。
05:佐々木亮介(2015/7/13@TSUTAYA O-EAST)
AFOCのボーカル・佐々木の弾き語り。この日はほかにバンアパの荒井さんやビーバーの澁谷さんなんかも出ていてとっても豪華なライブだったのです。
O-EASTで座ってライブを観るのはなんだか変な感じでした。
でも、本当に良い夜で。バイト先からダッシュした甲斐があったよ~思い切り遅刻だったけれども~
佐々木の弾き語りはすげぇロックンロールなんですよ ギター1本であんなことができる彼は本当にカッコいい
現実に帰って闘うときにはこれを思い出そうってそう思ったのです。
ベストアルバムにも選んだ「ベストライド」の弾き語りを、どうぞ。
チケットを見返していたら一つ一つのライブがばーって思い浮かんできて、この1年本当に楽しかったなぁと。
ほとんどのライブに1人で行ったけど、何にも後悔してない。
音楽に感謝。笑
2015 ベストアルバム10選!
なんだか安っぽいまとめサイトみたいなタイトルになってしまいましたが、
2015年に発売されたアルバム(ミニアルバム含む)からベストアルバムを10枚選んでみました。
優柔不断なため順位はつけません(つけられません)が、各アルバムを☆で5段階評価することにします。
01:ポルノグラフィティ/RHINOCEROS ☆☆☆
デビュー15周年を迎えた彼らの、3年5か月ぶりのオリジナルアルバム。EDMだったり、4つ打ちだったり、本当に色々な曲調を取り入れているのにぶれないポルノ「らしさ」。
特にシングルカットされた「オー!リバル」はこれぞポルノグラフィティ、というラテン系の曲。「アゲハ蝶」「サウダージ」といった初期のヒット曲を彷彿とさせる。
とにかく今作りたい曲を作った、とインタビューなどで語っていたように、一見節操のない曲の並び。しかしどの曲もきちんと「ポルノの曲」になっているのはgt.新藤の音楽的センスだけでなくvo.岡野の声のパワーもあるだろう。
ba.Tamaが脱退し、プロデューサー・本間昭光のもとを離れ、迷走期を超え…ようやくここまでたどり着いたと思うと非常に感慨深い1枚だ。
02:FFS/FFS ☆☆
フランツ・フェルディナンドとスパークスのコラボレーション・バンドによる本気のアルバム。
ひねくれポップ・バンドなどと評価されがちな2組だが、このアルバムもなかなかひねくれている(良い意味で)。
軽やかなピアノの音に厚みのあるボーカル。決してダンサブルというわけではなく、予想していたほどキャッチーでもない。しかし不思議と聴き入ってしまう。
そう、スパークスの世界観が爆発しているのだ。
彼らはまだまだバリバリの現役だと実感する。何なら、フランツが呑まれてるくらい。
ちなみにサマーソニックで運よく彼らのパフォーマンスを観ることができた。噂のトム・ヨークで眠たい空気になった会場の空気を一変させた彼ら。最高に盛り上がって観客を躍らせていた。もう一度ライブが観たいので、飽きずにもうしばらく続けてほしいものだ。
03: Base Ball Bear/C2 ☆☆☆☆
- アーティスト: Base Ball Bear,小出祐介,玉井健二
- 出版社/メーカー: ユニバーサル ミュージック
- 発売日: 2015/11/11
- メディア: CD
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近頃のベボベは何かが違う。かつての青春ロックバンド、ナンバガ&スーパーカーフォロワーから一皮むけてしまったようだ。
というより、ナンバガやスーパーカーの影響を前向きにとらえて自分たちのものにしてしまっている。
ba.関根の演奏力が格段に上がり、バンド全体の雰囲気もすっかり大人に。vo.小出の捻くれた歌詞がさく裂したファンク調な1曲目からファンはもちろん、そうでない人も虜になってしまう。
ベボベをあまり好きじゃないと思っていた人にこそ聴いてほしい一枚。
前作「二十九歳」から短いスパンで発表された今作、当然ながら相当な気合が入っている。
ベボベと言えば青春でしょ、4つ打ちでしょ、なんてイメージはもう古い。
恐れずに新たな一歩を踏み出す彼らに感嘆している。
04: Ykiki Beat/When the World is Wide ☆☆☆
日本人とは思えない発音の良さ、作曲やアレンジのセンス。これで平均年齢22歳というのだから驚きだ。洋楽とか邦楽なんて括りがいかにどうでも良いものか実感させられる。
各所で絶賛されすぎて選ぶのを悩んだくらい今夏の話題をかっさらった一枚。
『Forever』は現在WalkmanのCMソングとしても使われているので耳にしたことのある人も多いはずだ。
本当は☆5つつけたいところだが、『Forever』のキャッチーさを期待してこのアルバムを聴くときっとあまりハマらないだろうなと考えて、☆3つ。
05: Suchmos/THE BAY ☆☆☆☆☆
タワレコのPOPには和製ジャミロクワイと書かれていた。その紹介はあまりにも雑だなぁと思うけど、要するにブラックミュージックというか、アシッドジャズ的な要素を取り入れてる。
ベースの音がめちゃめちゃ気持ち良くて、vo.Yonceの声がすごく綺麗で、自分たちの音楽に自信があって、たぶん彼らはカリスマバンドってやつ。これまたメンバーが若い。
演奏力が抜群なのはもちろん、言葉選びのセンスも光っている。
年末のCDJ、来年のビバラロックにも出演するので要チェック。
06: Awesome City Club/Awesome City Tracks 2 ☆☆☆☆
とびきりポップでキュートで、でもそれだけじゃない。
前作「Awesome City Tracks」から短いスパンでのリリース。でも、その短い間でぐっと進化している。
キラキラ、から、ギラギラへ。
"いつか死ぬならば目指すのさ I have a dream yeah 欲張っていこう”
以前までなら出てこなかった言葉。3cmくらい現実から浮いているような歌詞が多かったが、今回は地に足がついた、体温を感じられる歌詞が登場しているのが印象深い。
野心に満ち、戦おうとする彼らの意思を感じた。
07: ASIAN KUNG-FU GENERATION/Wonder Future ☆☆☆☆
フー・ファイターズのプライベートスタジオを借り、レコーディングを行ったという本作。
8ビートのストレートなロックンロール。真っ白なジャケット。そして英語タイトル。
新しいことに挑戦し続けるアジカンの姿勢はもっと評価されるべき。
ここまでストレートな日本語ロックって、今の時代、意外と少ない。長く聴かれるアルバムになる予感がしている。
08: a flood of circle/best ride ☆☆☆
転がりつづけるロックンロール・バンド、a flood of circle。
やっと正式メンバーが加入したかと思ったら半年で脱退してしまうも、彼らは一切歩みを止めなかった。そして間髪入れずリリースされたミニアルバムがこの「ベストライド」。
表題曲の『ベストライド』はこれまでにないくらいキャッチーで、明るくて、前向き。
"俺のベストはいつも 今なんだよ”
vo.佐々木はまだ20代にも関わらずかなり達観してしまっているのだとひしひしと感じた。
と同時に、バンドに対する気合と執念も。たった6曲。けれど、覚悟を決めた1枚になっている。
音小屋CD交換会でもベストアルバムに選んだ1枚。
dr.坂井が抜け、2人体制となってから初のアルバム。
どん底にいたときに作ったという「Lucky」は底抜けに明るく、これまでのメンバーではきっとできなかった作品となっている。
新しい人との出会いが新しい化学反応を起こし、新境地を開拓していく。
2人でも続けていくという覚悟の詰まったアルバムでありながら、tacicaらしく命のことを歌い続けている。
10: WANIMA/Are You Coming? ☆☆☆
ピザ・オブ・デスの若手ホープ、WANIMA。
デビューして間もないが数々の主要フェスに引っ張りだこ、このアルバムもオリコンチャートで最高4位を記録するなど話題に事欠かない。
日本語で直接的にエロを歌い上げるバンドがここまで受け入れられているのにも驚き。
しかし彼らはエロだけではない。音楽への愛も、人への愛も、すべて平等に歌っている。
見た目はチャラいけど、めちゃめちゃカッコいいんだ、普段あまりメロコア系聴かないけど、私にとって彼らはヒーローだ。
MUSICAのレビューにあった「俺たちにはハイスタがいたように、君たちにはWANIMAがいる」という言葉がすべてを表しているような気がする。
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ということで悩みに悩んで書くのに相当時間がかかった今年の10枚。
本当はもっと洋楽も入れたかったし、邦楽でもあれもこれも入れたかった。
まだ聴きこめていないけどもしかしたら入るアルバムもあったかもしれない。
でも無理矢理まとめました、
何年か後に読み返して、この頃の私はこんな音楽を聴いていたのねって思えたら面白いかなって。
それだけです、自己満足。笑
お付き合いありがとうございました
Last Party~We are DISCO!!!~
the telephonesが昨年12月に活動休止を発表してから約10か月。ついにこの日がやってきてしまった。
11月3日、さいたまスーパーアリーナ。彼らの活動休止前最後の晴れ舞台。
2015年彼らは休むことなく活動していたような印象がある。夏にはたいていのフェスに出演していたし、なんと新しいアルバムも出している。数々のフェスで人々を躍らせてきた彼らのラストパーティ、見逃すわけにはいかなかった。
この日はさいたまスーパーアリーナにて同じ埼玉出身の先輩、そして共に音楽シーンを賑わせ駆け抜けてきた仲間たちを呼んでスペシャルなパーティが行われた。
というわけで、以下なかなか長いけど私なりのLove&DISCOを書かせてね。
~DJ Getting Better&FREE THROW~
まずは盟友、DJGetting Better&FREE THROWが開場後の場内を盛り上げていた。(私は遅刻していったため見れず、、、)とりあえずYkiki BeatのForeverが流れていたのはわかった。笑
彼らとテレフォンズ、特に石毛さんがとても仲良しなのは今年5月にあった「After VIVA!」を見て肌で感じた。石毛さんがゲッチンのDJに乱入してたりその逆もあったり、石毛さんは超ハードスケジュールでほとんど寝てないだろうにニコニコしてて楽しそうで…その割にお客さんがあまり入っていなかったから残念だった、でもあれはあれで貴重な体験だったなぁなんて思い出してしまった。
~凛として時雨~
続いては同じ埼玉出身の凛として時雨。私、意外にもライブを観たのは初めてで(なんとなく声が苦手だった)けっこう楽しみにしていたバンドの1つ。でもクロークが思った以上に混んでて半分くらいしか観れず、、、ライブは予想を超えたクールさで、あっという間に会場の空気を変えていく演奏にビリビリした。MCではあまり多くを語らなかったけれど、全力でキレキレの演奏に愛がこもっていた。TKが「今日は高い声に始まり、高い声に終わりますね」とぼそりと言い笑いを誘っていたのが印象的だったな。(彼が笑いを取るのは珍しいことってきいたよ)
SET LIST
01 SOSOS
02 DISCO FLIGHT
03 enigmatic feeling
04 Who What Who What
05 I was music
06 Telecastic fakeshow
07 感覚UFO
08 傍観
~dustbox~
これまた同じ埼玉出身のdustbox。テレフォンズの先輩にあたる彼らは、いわゆるメロコアとかパンクの系統でなんだかライブが激しいらしいという雑な前情報だけで観ていた。(我ながらひどい)音源は少しだけ聴いていたけど。
思っていたよりもずっとずっとアツいバンドだったな。きいてた通りダイバー続出、サークルもちらほらできてた。彼らは埼玉県の草加市や越谷市の出身だそうで、なんだか親近感が沸いた。
そしてなんとトリビュート盤収録の「A.B.C.DISCO」も披露。テレフォンズメンバーも乱入して超ハッピーなステージに。その後のMCでは「そうかみんな、踊るのが好きなんだなぁ!じゃあ朝まで踊ろうぜ~!」と煽る、さすがにうまい。
「ラストパーティだってよ。今止めればまだ間に合うんじゃねーの?」なんて発言も飛び出したり。言葉遣いはちょっとぞんざいだったけれど誰よりもハートがアツいバンドだった。
SET LIST
01 Riot
02 Break Throw
03 Bird of Passage
04 Bitter Sweet
05 A.B.C.DISCO
06 Dance Until Morning
07 Here Comes A Miracle
08 Right Now
09 Hurdle Race
10 Tommorow
11 Jupiter
続いて同期のBAW。ビバラぶりのBAW。彼ららしいMCの茶番感がおかしくてたまらなかった(ほめてる)。
メンバーがそれぞれ3匹の子豚になりきるというくだりがあったんだけど、ナレーションとして誠治さんが参加していたらしい。…自然すぎて気づかなかったぞ!
dustに続き、トリビュート盤でカバーした「sick rocks」も披露。ちょっぴりダサいのに観客をきっちり盛り上げられるのは彼らならでは。原曲を大事にしながらもBAW色に染まっていた。
そしてラスト、「Just Be Cool」の前でRoyが突然「ごめんちょっと尿意を催しているので!」といったんステージをはけると、すぐにtelephonesの涼平さんを連れて戻ってくるというサプライズが!しかもBAWとお揃いのスーツ着用。下手したらメンバーよりも似合っていたかも。笑
「Just Be Cool」を共に演奏し、最後は特別に涼平さんによる「ワッショイ」で〆。同期ならではの仲の良さがうかがえるステージであった。
SET LIST
01 No Way
02 You Gatta Dance
03 Its Too Late
04 Sunshine
05 sick rocks
06 Hot Dog
07 Sing Your Song
08 Just Be Cool
~syrup16g~
意外と知られていないがvo五十嵐が埼玉出身ということで、syrupは同郷の先輩枠。これまでのバンドのごくシンプルな演出とは異なりスクリーンを活用するなどし、フロアの雰囲気を一気に変えた。
1曲目からsyrup節さく裂の「生きているよりマシさ」で良い意味で緊張感が漂った。MCでは言葉少なに「同じ埼玉出身ということで使っているスタジオが同じでよく一緒になって…律儀に呼んでくれました」とtelephonesとの思い出を語った。
イントロのギターソロを思い切りミスったり、後半では声が出なかったりでファンに応援されるという通常運転の五十嵐さん。なかはたいこさんのドラムが力強く、いいスパイスになっていた。rebornでのシャウトも堪らなくかっこ良かった。
SET LIST
01 生きているよりマシさ
02 Sonic Disorder
03 生活
04 神のカルマ
05 パープルムカデ
06 リアル
07 reborn
ここでtelephonesが挨拶のためステージに登場。「時雨とシロップ以外でメンバーそれぞれステージでパフォーマンスをしてますがノブさんだけまだしてないね…?」とノブの登場をにおわせるような発言。これは…!笑
去年のラブシャぶりの9mm!中学のときにけっこう聴いてて好きだったのに全然ライブに行ったことがなくてもったいないことしたなぁと思っていたので単純に嬉しかった。
これまた同期ということで、「焼き尽くしてやる!焼け野原にしてやる!ということは次に出るサカナクションは焼き魚に、その後に出るテレフォンズは焼き電話に、そしてここさいたまスーパーアリーナは焼きディスコになる!」と、ロックバンドらしい強気な発言。
そしてトリビュートでカバーしたMonkey discoooooooの演奏中にノブが乱入!あんまり楽しそうだったから笑ってしまった。
「テレフォンズが大好きなこの曲を」という言葉で始まった「新しい光」の歌詞がやけに心にしみた。活動休止は終わりじゃなくて始まりなのかもしれない。
「俺たちなりのディスコを!」と最後は「discommunication」。
最高のディスコだった。
SET LIST
01 反逆のマーチ
03 The revolutionary
04 Monkey discooooooo
05 Black market blues
06 cold edge
07 新しい光
08 discommunication
~サカナクション~
ツアー中ということでどんなセトリでくるのかとワクワクしていたら超・フェス仕様!姐さんの復帰後初めてライブを見たけれど、変わらず、というか前よりもさらにギンギンだった。
何度見てもミュージックの途中で暗転して楽器をもつ瞬間が震えるほどクール。
サカナではさすがにないだろうと思っていたら「アイデンティティ」で石毛さん&ノブが登場!ノブはメンバーに絡みまくって、石毛さんは山口さんと顔を見合わせながら笑顔で「ラーラララーラー」と口ずさんでいた。
しかし、山口さんがディスコと口にするとは思わなかったな、素敵。信頼し合っている、そして共に音楽シーンを面白くしてきた同期であることを痛感した。
「すぐに戻って来る、だってあんなに音楽が好きな人たちが音楽から離れられるはずない!」と、テレフォンズに向けて「新宝島」を演奏。最後には「新宝島 DISCO」とレーザーで文字が表示されるというニクイ演出!
SET LIST
SE~ナイトフィッシングイズグッド
01 ミュージック
02 アルクアラウンド
03 アイデンティティ
04 ルーキー
05 Aoi
06 新宝島
いよいよtelehonesの最後のステージ。他のバンドがカバーした曲はやらないかなと思っていたらがっつりやってくれた。
ラストパーティの名にふさわしいステージだった。武道館では普段やらないような曲もたくさんやっていたけれど、今回のステージではとにかくテレフォンズらしい、みんなが求めているテレフォンズ像を崩すことない演奏と曲目だった。
しかし最後の「Something Good」では日本語詞がスクリーンに映し出されて、歌詞の意味を噛みしめながら聴くことになった。これは泣いてしまうよ。
石毛さんのMCがとにかくグダグダで、でもだからこそあの場で話してくれた言葉は重みがあった。
「10年間ディスコって言い続けてきたけど…なんだよディスコって!全然意味わかんないよ!でも音楽ってそういうことだと思うんだ、言葉を越えた何かがあるっていうか」
「みんな、自分の好きな音楽っていうのをなるべく自分の意思で決めたらカッコいいと思うよ」
「みんながミーハーになると、ミーハーなバンドが増えます。みんながかっこいいバンドを求めればかっこいいバンドが増えます。」
「…まぁいいや!みんな、踊りたいよね?踊ろうぜ!」
10年間ぶれなかった彼らのディスコ。もしかしたらどこかで変わらなきゃって思いもあったかもしれないけれど、でも彼らは突き通していた。
彼らの活動休止にはきっと色々な理由があって、そこには少なからずファンの在り方とか音楽の聴かれ方とか、環境的な要因もあったはず。
不器用な彼らなりの全力の演奏とメッセージをきちんと受け止めて考えなくては。
SET LIST
01 HABANERO
02 sick rocks
03 D.E.N.W.A.
04 Baby, Baby, Baby
05 SAITAMA DANCE MIRRORBALLERS!!!
06 electric girl
07 A.B.C.DISCO
08 Homunclus
09 I Hate DISCOOOOOOO!!!
10 Oh my disco!!!
11 Keep Your DISCO!!!
12 Monkey Discooooooo
13 Love&DISCO
en01 urban disco
en02 Something Good
We Are Perfume
Perfume初のドキュメンタリー映画が10月31日に公開になったということで、早速観に行ってきました。
1人で観に行き、1人で大泣きしてしまいました…我ながらカンタンな消費者。笑
Perfume3度目のワールドツアーに密着したドキュメンタリー。3人それぞれのインタビュー映像も盛り込まれており、大満足の2時間でした。
ライブは生モノとは本当に言いえて妙で、1公演1公演終演後には『ダメ出し会』を行い、セットリストや演出の変更を検討していく様子がとても印象的。
日本だけではなく世界に熱心なファンがいることになんだか感動してしまった。歓声が、胸に響いた。泣きながらライブを観る人、踊る人、歌う人、笑顔で見つめる人。肌の色も目の色もさまざま。ワールドワイドに活躍し続けるPerfumeの偉大さを思い知らされた気がします。
どれほど大きな会場でも、どれほど遠い場所でも、彼女たちの信念とか核のようなものは変わっていなくて、”Perfume"は”Perfume"としてそこに在り続けるはず。
3人にとってPerfumeがすべてで、Perfumeは3人のすべてで、3人の居場所であり、3人にとって何よりも大切なもの。
3人が人生のすべてを捧げてきたような、そんな重厚さがある存在。
だからこそこんなにも人の心を揺さぶって夢中にさせてしまうのかもしれない。
どんな時も決して感謝の気持ちを忘れない。言葉にしてしまうとなんだか薄っぺらいけれど、彼女たちはそれをきちんと身体で表している数少ない人間だと、実感できます。
きっとこの映画を観れば、彼女たちがもっともっと好きになる、応援したくなる。そして絶対にライブが観たくなる。うまい商売だ。笑
でも、彼女たちの良さをぜひ現場で体感してほしいなぁと1ファンとして思っています。
まずは軽い気持ちで映画を観に行ってみてください。