cream soda

音楽について考えていることやライブレポートを書きます

新海誠が描く、“田舎”の高校生像

ミーハー女なので、『君の名は。』観てきました。

これまで、新海誠氏の作品は、『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』を観たことがあり、これで3作品目。

やっぱり、“田舎”の高校生を描くのがうまいなー!と感じた。

私はこの20年来東京に住んでいて、たぶんそれは傍から見たら、とても贅沢で恵まれていることなのだと思う。

でも私はずーっと、“田舎”で青春している人がうらやましくてたまらなかった。そしてそれを具現化したのが『君の名は。』と『秒速5センチメートル』なのでは、と。

たしか高校生のときに『秒速5センチメートル』を観て、満員電車じゃなくてガラガラの電車で通学する人、自分でボタンを押して扉を閉める電車があること、不良でも何でもなく、原付で学校に通う高校生がいること、などなど、を知った。

そして大学生になって、地方出身の子と話して、それは夢物語でも何でもなくて、実際にあることだとも知った。

実際にそういう地域で育った人からしたら、そんなの当たり前だったし、何が良いの?って感じるのかもしれないけど、私にとってはすごく憧れ。

それは地方出身の、たとえば三葉が、“東京”に憧れるのと同じ。

放課後にお洒落なカフェに行くよりも、『秒速~』みたいに、町に1軒しかないコンビニでジュースを買って、『君の名は。』みたいにその辺のベンチでだべって、みたいな青春に、私はずっと憧れていた。

そして新海誠はそういう気持ちを掻き立てるように、“田舎”を、“東京”を、描くのがとてもうまい。

君の名は。』を観て、“東京”、そんないい街じゃねーよ!って思ったけど、たぶん地方出身の人からしたら、“田舎”なめんなよ!って感じなんだろうな。笑

狭苦しい町がいやで、高校卒業したら絶対ここでるんだ、とか言いたかったし、東京行ったらやっぱり心細くて、たまに故郷に戻ったりとかしたかった。

そういう憧憬を思い出させる作品でした。

ハッピーエンドに物足りなさを感じつつ、あぁ良かった~!と思える自分もいて、安心した。

ROCK IN JAPAN FES.2016 3日目・THE YELLOW MONKEY

2000年8月13日、初開催のRIJFに登場したTHE YELLOW MONKEY。「パール」を歌唱し、同バンドがステージを降りたあと、豪雨のためにフェスが中止になった。

 

-というのが、ネットや周りのひとから得た情報。16年前幼児だった私は、イエモンをリアルタイムで経験しておらず、今回の再集結にもぼんやりと、あぁ、すごい時代に生きているのかも、と思っていた程度。

今年のRIJFは、イエモンが出演する日に行くことが決まり、慌てて予習を開始した次第であります。

 

-そして、2016年8月13日。

 

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イエモンの前のアクト・[Alexandros]開始直前のGRASS STAGEの様子

 

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THE YELLOW MONKEY開始直前のGRASS STAGEの様子

 

This is 現実!!!!

 

RIJFは年齢層が圧倒的に若くて(私が言うのもなんだけど)、イエモン直撃世代は少ない。でも、だからこそ、そういう世代に、このフェスを入り口にしてほしい。フェスというのはそういうものなんじゃないか、と。

 

日が落ちて、少し肌寒くなったGRASS STAGEに登場した、イエモンメンバー。

なんだ、この色気…!っていうかなんだ、その衣装。いまどきのバンドは、ラフな格好で登場することが多いので、素直に驚いた。

セットリストは、イエモン初心者にもやさしい、オールタイムベスト的な内容に。

あの頃のイエモンを知る子連れのお父さんお母さんから、イエモン世代ではない若者までが、幸せそうに笑って、時には泣いて、彼らのリベンジを見守っていた。

「バラ色の日々」「LOVE LOVE SHOW」での大合唱できっちり会場を盛り上げ、アラフィフとは思えないバイタリティーで、ステージの端から端まで駆け回るフロントマン・吉井和哉は、間違いなくロックスターであり、エンターテイナーだった。

吉井は、「イエローモンキーはもう、解散しません!」と、MCで力強く言い放った。

 

こんなにカッコいいバンドが再集結してくれるなんて、2016年に生きててよかった。

あのフェスにおいてはたぶん、圧倒的マイノリティだったけど、あの場にいた観客にとっては、大満足のステージだったと思う。

16年前よりも丸くなって(精神的に、ね)、でも大人の色気が増した、THE YELLOW MONKEYというバンドを、自分の目で観ることが出来た。

来て良かった、と心から思えるパフォーマンスを見せてくれた。ありがとう!

ブラック・コメディ映画『シン・ゴジラ』

今週のお題「映画の夏」

 

各所で絶賛の嵐、『シン・ゴジラ』を観てきました。

私のゴジラの記憶は、はるか昔に『ハム太郎』と同時上映していたのを観たっけなぁ…という非常におぼろげなもの。モスラの毛の感じが気持ち悪くて仕方なかった。

今回は庵野さんが監督で、本当に各所で絶賛されまくりなので、ならば、と思い。

 

以下ネタバレ。

 

この映画は「2016年の東京に、未確認巨大生物・ゴジラが上陸したらどうなるか」をとことんリアルに描いた作品。ちょっと遠くにゴジラが出現したら、逃げるよりもまず、スマホで撮影&SNSにアップ!という行動、絶対みんなするでしょ。

私の中で、面白さのピークは前半だったかもしれない。

日本政府の対応の遅さ、ゴジラを射撃するにも何重にも確認・連絡をとらねばいけない、「想定外」「前例がない」といった言葉…2011.3.11の再現VTRかと思うほど。放射能うんぬんも出てくるし、完全に狙ってるのですが。

お上さんがそうやってダラダラとくだらない会議をしている間に、東京を荒らしていくゴジラ。第2~3形態あたりはちょっとキモ可愛かった!

っていうかこれ、前半の感じは『博士の異常な愛情』へのオマージュか?

博士の異常な愛情(1枚組) [DVD]

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 とにかく前半は最高のブラックコメディですよ。

しかも、中盤でお偉いさんたちが、ゴジラによって一掃☆

その後は、一見ダメダメな総理代理が意外とデキる男だったのもあって、日本に3度目の核爆弾を落とさせることなく、ヤシオリ作戦により、ゴジラは停止。(今後どうなるかはさておき)

実際にゴジラが暴れまわるシーンはさほど多くなくて、映画の大半を占めるのは政府周りがドタバタする様子。そのリアルさが、最高に笑える、っていうか、リアルすぎて笑えない。

前半には、3.11の津波を連想させるような映像もあって、色々フラッシュバックしてしまったり。

でも、終盤、ゴジラに対して無人新幹線&在来線爆弾を使うシーンは、少年のようにワクワクしました。

山手線と京浜東北線が!ゴジラにぶつかって(?)爆発するんですよ!「ぼくのかんがえたさいきょうのぶき」じゃないですか。たまんねー!

そんなわたしは、エヴァンゲリオンは漫画しか読んだことがありませんでした、すみません、アニメも観ます。

とことん現実的な状況の中に、虚構のゴジラが出現する。それはとても滑稽なのだけど、笑えない、そんな気持ちになる作品だった。

映画『貞子vs伽揶子』を観た!~ビビりがホラー映画デビューしました~

今更ながら、『貞子vs伽揶子』をみてきた!

そもそもどちらかといえばチキンだし、これまで、ホラー映画を観たいと思ったことすらなかったのですが。

 

www.m-on-music.jp
www.m-on-music.jp

 

この『みんなの映画部』を読んで、「こいちゃんがそんなに言うなら見てみたいなぁ」と思ったのがきっかけでした。

 

とはいえ、ホラー超初心者の私にとって、

貞子…井戸に生息?髪長くて白い服でテレビから登場する。「♪くる きっとくる」

伽揶子…だれ?呪怨ってあの「あ”あ”あ”…」って言う男の子じゃないの?

というイメージしかなく、(我ながらひどい)こんなんで観に行って大丈夫なのか?というかやっぱりこわい!と、いろいろ妄想してたら前日は眠れなくなりました(笑)

 

そんなホラーへの意識低い系JDがホラー映画デビューしたところ。

 

 

 

結論:

めちゃめちゃ面白い。

ホラーへの免疫や知識がない初心者にも親切な設計になっていて、お化け(!)が出るシーンではちゃんと「今からきますよ~」と無駄にデカい音でアピールしてくれるので、それなりに心の準備ができます。笑

もちろん、急に出てきて脅かす!というパターンも0ではないですが。

 

前半は、各お化け(!)に怯える美少女たち(玉城ティナちゃん美しすぎ問題)をそれぞれ描いていて、普通にホラー。

いや、ツッコミどころは数えきれないほどあったけど。水責めビンタシーンとか。

後半は、怪しげな霊媒師?二人組(ブラックジャックピノコ説を支持)が、予告編にもあった「化け物には化け物をぶつけんだよ」という名言を吐き、美少女2人が呪いの家で呪いのビデオを観るという暴挙に。

ホラー初心者の私でもさすがに、「え?それで解決するのか…?大丈夫か!?」と心配になりましたが。

 

オチは言いませんが!最後の最後までちょっとクスリとくる展開に、絶賛したくなる気持ちも分かる。

 

そして、観てるうちにだんだん俊雄くんが可愛く思えてきちゃって…これってもしかして、恋?!

しかし、“呪いのビデオ”っていうと怖いのに、“呪いのDVD”だと全然怖くないのはなんででしょう…時代の変化にちゃんと対応してる貞子氏、素晴らしい。そりゃ森繁教授にモテるわ。

 

ちなみにEDの『呪いのシャ・ナ・ナ・ナ』も名曲。歌詞も相当寄せてきてるし、このMVとか悪ノリがすぎる。

youtu.be

 

ということで、『リング』も『呪怨』も全く観たことがなくてもちゃんと楽しめる傑作でした!夜もちゃんと寝れたしトイレも行けたよ!

ビビリだけど、これを機に他の作品にも手を出してみようと思います!でも、1人で観るのは無理なので、誰か付き合ってください!笑

2016上半期・よく聴いたアルバム

7月に入りまして、早いもので2016年もあと半分。

ということで、上半期に発売され、自分がよく聴いたアルバムをつらつらと並べて自分の好みや音楽シーンの傾向なんかをみていきたいと思います!

 

#apieceofcake

#apieceofcake

 

 シンセの音が入ってて、ちょっと高めの少年っぽい声やキャッチーなメロディもとても「今っぽい」なという印象。これからぐいぐいとばしていくんだろうなぁ!

MOON

MOON

 

パッと聴くとキラキラした印象なんだけど、実はすごく艶っぽいバンドよね。今後は日本語詞で展開していくのかしら。

THE LAST

THE LAST

 

 帰ってきたスガシカオ!って感じで長年(いや、言うほどじゃないけど)のスガマニアはにやにやが止まらなかったですよ

全部絞りつくして、それこそ、魂を削って、つくりあげたであろう大傑作(べた褒め)

LOVE & VICE (初回限定盤)

LOVE & VICE (初回限定盤)

 

 Suchmosはやっぱ若手の中で頭一つぬけてるよな~!

表題曲の「STAY TUNE」、Youtubeの再生回数がとんでもないことになってる。

ワイルド・サイドを行け(通常盤)

ワイルド・サイドを行け(通常盤)

 

 メロディは明るいんだけど、松尾レミの不思議な声と歌詞がロック臭さを引き立ててますね

ジャケットのレトロな雰囲気が好き!

 ベストだからノーカン!と思ったけど、弾き語りは新録なので一応。新ギタリストがどうなるのかドキドキだ。

CHOCOLAT & AKITO MEETS THE MATTSON 2

CHOCOLAT & AKITO MEETS THE MATTSON 2

 

 AOR的な音、双子のグルーブ感、そして生と死を歌う歌詞。でもちっとも暗くない。この夫婦すごく素敵で大好きになった。

TOKYO BLACK HOLE

TOKYO BLACK HOLE

 

 出産後初のアルバム。子どもを産むと女性は変わる、とはこういうことなのか!

どの曲もシングル表題曲にできそうなくらい、完成度が高くて、耳に残る。

METAL RESISTANCE(通常盤)

METAL RESISTANCE(通常盤)

 

 全世界待望のやつ。メタルなのに全然重くない。イギリスでも相当に話題になったのに、日本ではまだ一部の音楽オタクが聴いてま~すな感じですよね。

COSMIC EXPLORER

COSMIC EXPLORER

 

 こちらも待望の新作!シングルではパッとしなかったような曲もちゃんとまとまってて聴きごたえ抜群。NYで観れるのがほんとに楽しみ!

HEAD ROOMS

HEAD ROOMS

 

 tacica、音源は意外とハイペース。インディー時代の再録もあるとはいえ。トシ君以外のドラムの音にすっかり慣れてしまい、ちょっと寂しい。

good morning

good morning

 

 月9の彼女。若干20歳とは思えない歌声、、、バンドメンバーも超絶豪華です。福山プロデュースの「Soup」も良いけどこれも必聴!

D.A.N.

D.A.N.

 

 こういうのも好きです。最近あまりいなかった(よね…?)から彼らが流行っている事実が嬉しい。

心の中の色紙

心の中の色紙

 

 あの長澤くんが!バンドで!CDを出したよ!やったねーー!尾崎豊を思わせる(オマージュ?)サウンド、青い。

Don't Know Where It Is

Don't Know Where It Is

 

 おとなしくまとまりすぎてた音源、、、ライブハウスで観たいと言いながらいまだに観れていない!

YEARS

YEARS

 

 思った以上にはまってしまった。1曲目からそこはかとないクライマックス感。優しい音と声、でも力強さもあって、、、飽きさせない。

COLD DISC(通常盤)

COLD DISC(通常盤)

 

 この時期なのに夏が終わるような予感をさせるアルバム。(主にシーグラスのせい)まさしく邦ロック、全編通して聴きたくなってしまう

Time To Go

Time To Go

 

 分類的には歌モノロックですか。声が古き良きロックンローラーな感じで。メロディはちょっと単調にも感じるけど、気付くと1枚聴き終わってた。

BASIN TECHNO

BASIN TECHNO

 

 控えめに言って最高!ってやつ

THE OCEAN

THE OCEAN

 

 普段は絶対聴かないチャラパンク系、こんな曲も書けるのね。聴かず嫌いよくない。

Daniels e.p. 2

Daniels e.p. 2

 

 試聴したら思ったよりよくて買ってしまった。英語詞復活。私は日本語詞も好きだけれど。

Ghost In My Place EP

Ghost In My Place EP

 

 予想外の収穫でした!ちょっとThe 1975的な空気もあってほんとに日本人かよと驚きを隠せぬ

37.2℃

37.2℃

 

 第2の大森靖子という触れ込みらしい。こういう女性シンガーかなり好きかも

たりないふたり

たりないふたり

 

 最近のわたしの元気の源。

A Long Day

A Long Day

 

 ミツメみたいに生きていきたい

fam fam

fam fam

 

 前作からの成長がすごい!これからの季節、手放せない1枚だ

FINAL FRASH

FINAL FRASH

 

 なんかむかつく、のに聴いちゃう、DOTAMAのカリスマ性。

Awesome City Tracks 3

Awesome City Tracks 3

 

レコーディングがうまくいっていないと耳にしていて心配だったけど、前の2枚の印象を良い意味で変えてきた!まだまだこれから、楽しみだ。

ティー・フォー・スリー

ティー・フォー・スリー

 

 聴かせるアイドル。楽曲提供、豪華すぎるぞ。

LAY YOUR HANDS ON ME

LAY YOUR HANDS ON ME

 

 活動終了にふさわしい一枚。ニクイ演出まで全部愛おしい。

 

結局邦楽オンリーになってしまった。レディヘとか、ボウイとか、アノーニーとか、よく聴いたってほどではないからなぁ。もっと聴きこもう。

ざっくりと、歌モノロック、エレクトロニクス系、アイドル・女性シンガー系、が好きなのか、わたしは。

2016年上期、いわゆる「シティポップ」界隈が活発に動いていて、これからもっと大きなシーンになっていきそう。楽しみです。

下期も愛をもって音楽に接してゆこう。

6/18 フルカワユタカ presents『play with B』~with C2 w/BaseBallBear

フルカワユタカ氏とベボベの競演を観た。意外にも初めての、下北沢GARDENにて。

待機場所の地下2階は、ベボベグッズを身に着けた若いファンで溢れていた。パッと見、7~8割くらいはベボベファンかなぁといった感じ。(かくいうわたしも。)

フルカワさんは、ベボベ・湯浅脱退後のツアーを8本、共に回ってきた。でも、これまでその理由を明確には語ってこなかった。頼まれたからやった、というような、ふんわりしたことは話していたけれど。

そんなフルカワさん主催の今回の企画。まずは、いつものSEとともにベボベが登場する。

もちろん(!?)主催者・フルカワさんがサポートギター。個人的に湯浅脱退後、2回目のライブで、やっぱりまだ寂しくて悲しくてつらい、という気持ちは抑えられなかった。

けれど、フルカワさんは迷いなく力強い演奏をしてくれていて(きっと内心はたくさん迷いもあっただろうけど)、だからわたしも「大丈夫だ」って思ってみていられたのかも。

「「それって、for誰?」part.1」、「不思議な夜」、「曖してる」、とツアーでも披露した楽曲が続く。「それって~」のギターソロは、スターのファンだけでなくベボベファンまでもが、安定した力強い演奏や会場を煽る姿に夢中になっていた。

続くMCで、「実はフルカワさんとやるのは野音で最後だった」ことが明らかに。「だから今日は延長戦みたいなもん」と。

ベボベは昔、ドーパンのツアーに帯同したことがあったそうで。でも、そこでは特に仲良くならず(小出曰く、「威圧感があった」)。ただ、フルカワさんと「波が合った」湯浅とは交流が出来ていたとのこと。

MCやインタビュー、ラジオではほとんど話さなかった湯浅が、どんなふうに話していたのか、今となっては想像するしかないけれど、そうやって慕える先輩がいたことは彼にとってとても大きかったと思う。もしかしてスターがいなかったら、湯浅はもっと早くいなくなっていたかもしれないし、もっと最悪の結末を迎えていたかもしれないし…

そんなMCのあとに「どうしよう」。これ、すっかり涙腺破壊ソングになってしまった。ライブを観ていても、ここにいない人のことばかり考えてしまってダメだなぁ

そして爽やか残酷ソング「short hair」。

フルカワさんこのあともライブするんですよね!?っていうくらい、全身全霊でベボベをサポートしてくれていて、本当にありがとうスター…という気持ちだった。

いやでも、フルカワさんに一番お礼を言わなきゃいけないのは湯浅だろうが!って思いながら。笑

曲中、堀くんと何度も向き合って演奏する姿に感激しました。

あと数曲で終わりと語るこいちゃんに、まだ終わらないでほしいと強く思った。

完全に狙いすました「changes」。ベボベらしい、4つ打ち盛り上げソング、みたいな印象があったけど、すっかり意味が変わってしまった。

「UNDER THE STAR LIGHT」withスター。より”ロックチューン”に仕上がっていた。ぼろぼろに傷つきながらも、駆け抜けていく強さ。

…どの楽曲だったか定かでないのだけど、関根と小出のバトルがかなり見ごたえあって、格段にうまくなったなと。で、フルカワさんと堀くんがバックできっちり演奏してくれてるから、安心して全力で、できたのかな、なんて。

「LOVE MATHEMATICS」「PERFECT BLUE」と、ライブ定番の2曲で、スター・フルカワユタカによる、BaseBallBearのサポートは終わった。

ベボベで相当に盛り上がったあと、7,8割がベボベファンの会場をここからどう盛り上げるのかしらと心配していたのだけど杞憂だった。

四つ打ちがメインの、キャッチーなロックチューンを立て続けに披露。演奏力や存在感あるカリスマ性を見せつけて(これが威圧感?)、あっという間に観客の心を掴む。

「ロックスター!」コールでは、思わず誰もが叫んでしまっていた。

MCでは「あんまベボベの話ばっかすんのもさぁ。来月の告知とかも…まぁ帰り配ってるから見てね」なんて言って、ベボベの話ばかりしてくれていた。なんだこの頼れる兄貴…っていうかもはやパパ!?!?

「バンドなんてのは10年15年やってたら無傷ではいられない。何もないように見えるバンドも見えないところで傷ついてんの。」「彼らは続けた、それが全てだと思うよ。」「(小出は)ありがとうって言うけど、俺も勉強になった。くすぶってた…わけじゃないけど、そんな俺を外に連れ出してくれてさ。これまで全部断ってたんだけど。2月に、将平ぽんがいなくなっちゃってさー。湯浅も、ここに立ってるのが、俺なら、いいよって言ってくれるんじゃないかなとか。マネージャーとか事務所が、やってやれって言ったりとか。笑」

と、ベボベが語らなかったたくさんのことを彼の視点で話してくれた。嬉しかったなぁ。

この4か月ですっかり、ベボベのことを好きになってくれて、本当に良かった。ありがとう。

彼がいなかったら、技術的な理由でも精神的な理由でもベボベは「終わって」いたかもしれないと思うと。

熱狂の中、本編が終了すると、アンコールへ。

小出との電話を再現(?)し、「カバーをやります」と、BaseBallBearの「The END」を。

「あってるかわかんないよ」と散々予防線をはってたくせに、完璧じゃないすか。原曲よりもちょっとパンクな雰囲気があり、フルカワさん「らしい」。

やっぱりこの曲は湯浅に向いてるよなぁ。なんであの時に、こんな曲かけたの、未来が見えていたのかい、と思ってしまう。

ドーパンを解散したロックスターが歌うからこそ、余計に、この歌詞の意味が沁みた。

そしてそのあとに「Crazy」。殺人的なセットリストじゃないか。

 

このインタビューが物語ってるな。彼はまごうことなきロックスターです。ベボベにせよフルカワさんにせよ、ロックンロールは続くのです。

 

www.barks.jp

TL見ていたら、ベボベファンもスターのファンもお互いに感謝し合っていて、素敵な関係になったなぁと!

これでフルカワさんのサポートは一旦最後だけど、きっとまたどこかで。

 

<SET LIST>


1.「それって、for 誰?」 part.1
2.不思議な夜
3.曖してる
4.どうしよう
5.short hair
6.changes
7.UNDER THE STAR LIGHT
8.LOVE MATHEMATICS
9.PERFECT BLUE

 

1.too young to die
2.Beast
3.GAME
4.slow motion
5.眠りたくない夜は
6.君は神様だったから
7.ボクは、少しズルくなる
8.I don't wanna dance
9.the mugendai dance time
10.The Fire
11.Transient Happines
12.beat addiction
13.MIRACLE

encore
14.The End (Base Ball Bear)
15.Crazy

映画『FAKE』を観た

「誰にも言わないでください、衝撃のラスト12分間。」


佐村河内騒動のドキュメンタリー/映画『FAKE』特報

オウム真理教信者を追った『A』『A2』を手掛けた森達也さんの最新作『FAKE』は、2014年に世間を賑わせた、新垣亘さんを“ゴーストライター”としていたという、佐村河内守氏を被写体にしたドキュメンタリー映画。

実は私、森さんがこの映画を撮り始める前に、彼の講義を受けていて。映像は思考停止させるとか、客観中立なんてないということを、様々なドキュメンタリーを通じて学びました。

映像はもうできない、やらないと言っていた彼の久しぶりの映像作品ということで、大変楽しみにしていました。

講義を通じて彼には散々騙されて(?)きたので、相当疑心暗鬼になって観てしまいました。でもこれは、もっと素直な気持ちで観ても良かったのかもしれない。

別にラスト12分間を知ったからといって、この映画はつまらなくなりません!

 

blogos.com

映画内では“悪役”的な立ち位置の神山さん。彼はこの映画にジャーナリズムを感じられないだのなんだの言ってるけど、そりゃそうです、これ、そういう映画じゃないですよ。と言いたくなった。

で、実は彼、出演を断っていて、映画内では「多忙などを理由に」ってなってるんですが。

 

miyearnzzlabo.com

「(傷つけた)少女たちに直接謝罪しない限り応じられない」というのが理由だったようです。ちなみにこの少女たちの話は本編でも全く触れられていない。

『A』や『A2』でもオウム被害者のことや事件のことは全然取り扱っていなかったことからもわかるように、これが森さんのやり方。というかドキュメンタリーなんて全部そうだ。別に嘘をついているわけではない。見せたい部分・見せたくない部分をいくらでも選べる。だから客観中立なんてありえない。

佐村河内氏が本当に嘘をついていたのかどうか?本当は新垣氏が嘘つきで“悪者”なのか?映画を観てもその答えはありません。ただ、メディアは分かりやすい二元化が好きなのだ、そして私たちはそれを思考停止して受け入れすぎてる、ということ。

だからこれは、佐村河内氏と新垣氏に限った話ではなくて、何にでも当てはまる。

どんなふうにまとめたらいいか分からない。というか、「分からない」というのが一つの答えかもしれない。

ただ、私は、譜面が読めない・書けないプロの作曲家が少なくない数、存在することを知ってる。そして、やっぱりちょっと変わってて、時にはコミカルに映っている佐村河内氏は、ある意味とても作曲家、芸術家らしいなと。

 

被写体を騙さなかったことなんてない―『FAKE』森達也監督&橋本佳子プロデューサーに聞く|「今日のインタビューは受けません。佐村河内さんを取材するなら」で始まった... - 骰子の眼 - webDICE

 

 このインタビュー…いや、ドキュメンタリーも、非常に面白かったです。ちょっとニヤニヤしてしまった。