2016年観た映画
ちゃんと1年を振りかえらねば〜という気持ちはあるものの、就職云々は年度末に、と思い、CDは一応この前やったし、ライブはもうキリがなくなってしまったので半分諦め。
ということで今年見た新作映画を振り返ります。
アジカンが主題歌だし染谷くん出てるし、と思って観に行った映画。
染谷くんはもちろん、夏帆ちゃんも素晴らしすぎる演技をしていてゾクゾクしたんだけど、菅田くんがまぁとんでもなかった〜
端々から音楽への愛を感じました。やけに煽ってくる予告はあんまり良くないなと思ったけれど。
松ケンはこういう役が本当に似合うなぁ!
ほっこりする映画でした。しかし、「の・ようなもの」はまだ観ていないので観なくては。
はい、きました。東海テレビのドキュメンタリーシリーズ!
今回も他にはできない視点から切り込んでいて、感嘆。円盤にはなっていないけど、そのうちまたミニシアターでやるんじゃないかなぁ、と期待。
思った通り全然面白くなかった〜〜〜
原作派なことを抜きにしてもいろいろぶっ飛びすぎだ
全然期待しないで観に行ったら近年稀に見る青春映画の名作でした。
森さんの久々の映像作品。“真実”ってなんなんでしょうね。
貞子 vs 伽椰子 プレミアム・エディション [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: NBCユニバーサル・エンターテイメントジャパン
- 発売日: 2016/12/02
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初ホラー映画!程よく怖くて程よく笑えた傑作。
クドカンワールド炸裂。公開延期になっていただけに期待が高まりすぎちゃったな〜
面白かったですが。今年は他に名作がありすぎた。
2回観に行ってしまった。面白かった!満足度100
新海誠というと秒速〜や言の葉のイメージが強かったのですが、今回はすごく開かれた作品でした。RADもまた。
ここまでブームになるとは!
映画 聲の形 オリジナル・サウンドトラック a shape of light[形態A]
- アーティスト: 牛尾憲輔
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- 発売日: 2016/09/14
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いわゆる感動ポルノとは違います。
ちゃんと謝れたり、怒れたりするみんなが羨ましく思えた。
なんて美しい映像。そして救われぬ物語。
すずさんが愛おしすぎる!希望あるエンディングにホロリとした。
私が大好きな、太っている松ケンを観に行ったのですが(動機が不純)、東出くんが凄まじくて。
あ、羽生さんがいる、と思ってしまった。
「ファンタスティック・ビーストと魔法使いの旅」オリジナル・サウンドトラック
- アーティスト: オリジナル・サウンドトラック
- 出版社/メーカー: SMJ
- 発売日: 2016/11/16
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死ぬほどめんどくさいハリポタファンなのでハリポタ関係はなるべく語らないようにしているんですが、これは別物と考えれば面白いのではという感じ。
それはさておき、ファンタビって略し方ダサすぎでは?
ローグ・ワン/スター・ウォーズ・ストーリー オリジナル・サウンドトラック
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- 出版社/メーカー: WALT DISNEY RECORDS
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前半寝てしまって置いてかれた〜!人間の集中力には限界があるんですね。
でもエンターテイメントとして◎です。みんなで楽しめるお正月映画!
今年はNetflixとamazonプライムに登録してしまったため過去作を掘り出すのも楽しい毎日でした。
今後もサボらずちゃんと映画を観るぞ〜ミニシアターにもちゃんと足を運ぶよ〜
下半期に発売してよく聴いていたアルバムを並べてみる
タイトル通りです。年間ベストを決めるために整理したかったのでやってみました。
洋邦ごちゃ混ぜ、画像をグワーっと貼ってるので重たいです。
基本アルバムのみ、キリがなくなるのでシングル扱いのものは排除、EPはセーフで。
NANIMONO EP/何者(オリジナル・サウンドトラック)
- アーティスト: 中田ヤスタカ
- 出版社/メーカー: ワーナーミュージック・ジャパン
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吉澤嘉代子とうつくしい人たち (初回生産限定盤CD+DVD)
- アーティスト: 吉澤嘉代子
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琥珀色の街、上海蟹の朝(初回限定盤・CD+Bonus CD)
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シングルなので入れませんでしたがこの他にcero、雨パレ、大森靖子ちゃん、イエローモンキー、あとはくるりベスト、ベボベベストなんかも聴いたり。下半期発売ではないけど日食なつことかも新たに聴き始めました〜〜
ミーハー感がすごいラインナップですがまぁそれはそれ。サントラが入ってるのも2016年らしいね。
ここからまた年間ベストを考えなくては。
菅田将暉から漂う“ロック臭”って、何なのだろう
菅田将暉が好きだ。
と言うと、「そういう最近流行りの若い俳優好きっていうの珍しいね」という反応をされるのですが、いやちょっと待てと。※私は軽いデブ専
私は本能のままに菅田将暉から溢れる“ロック臭”を嗅ぎつけているだけだぞ。
これは別に、菅田将暉がバンドマンっぽいという意味ではない。
だってバンドマンっていうと、某イエモンのYさんみたいに長髪でフェロモンダダ漏れ、間違ってもトイレットペーパーやネギを抱えて歩かない、常に愛人が50人ぐらいいる、みたいな感じじゃないですか。(偏見)(イエローモンキーはとても好きです)
しかし菅田将暉はそうではないんだ。もちろんセクシーさを見せる時もあるけど、彼はトイレットペーパーやネギを抱えて街を歩いて「あ、どーもどーも!」って挨拶しても全然OK、むしろ素敵、そして『情熱大陸』を見た印象だと女の子と仲良く話せたとしても恋愛には発展しないタイプ、という感じ。
でも彼の身体からは隠しきれない“ロック臭”がするのですよ。
それは多分、眉毛の動かし方や顔をくしゃくしゃにする笑顔、その他さりげない所作だとか、選ぶ言葉や服、そんなところから。
だからギターを弾くと聞いた時には、ものすごく納得したし、彼が歌上手いのも別に驚かなかった。
やはり彼の“ロック臭”を嗅ぎつけている人が多いのか、実際にミュージシャン役とか音楽をやる役も多いけど、彼のすごいところはちゃんとどれも違うミュージシャンってところなんだよね。
音楽で演技をするというのはすごく難しいと思う、歌い方とか演奏の仕方なんてそうそう変えられるものではないから。
でも『何者』とグリーンボーイズは全く別の菅田将暉になっている。
『何者』ではちょっとダサめなパンクロックと、歌ものロック。グリーンボーイズでは爽やか切ないJ-POP。ちゃんと歌い分けてるんだよなぁ!
というように、菅田将暉は作品ごとに「これは本当に同じ人なのかしら」と思うくらい、底知れない演技力(なんて一言でまとめるのも申し訳ないほどのもの)を持っている。
今年は特にたくさん映画に出ていたけど、予告を見て「また菅田将暉か」なんて思ってたのも本編を見はじめたら忘れてしまう。あぁ、そういえばこれって菅田将暉か、と後から思うような。彼の演技はそういう没入感を与えてくれるのです。
小松菜奈、菅田将暉と海に飛び込み溺れる鮮烈シーン 映画「溺れるナイフ」特別映像 #Nana Komatsu #Masaki Suda
近頃彼は「イケメン俳優」という扱いをされることもままあるけれど、いわゆる美形では決してないのですよね。
おそらく彼は「イケメン」の演技もできるということなのだと思う。『溺れるナイフ』を見て確信。
あと、かつてはサブカルだったものが完全にメインになりつつあるよなぁと近頃の星野源の躍進からも感じている。サブカルなんて言葉がもはや死語なのかも。
なんにせよ、私は菅田将暉が好きだ。という話でした。
新海誠が描く、“田舎”の高校生像
ミーハー女なので、『君の名は。』観てきました。
これまで、新海誠氏の作品は、『秒速5センチメートル』、『言の葉の庭』を観たことがあり、これで3作品目。
やっぱり、“田舎”の高校生を描くのがうまいなー!と感じた。
私はこの20年来東京に住んでいて、たぶんそれは傍から見たら、とても贅沢で恵まれていることなのだと思う。
でも私はずーっと、“田舎”で青春している人がうらやましくてたまらなかった。そしてそれを具現化したのが『君の名は。』と『秒速5センチメートル』なのでは、と。
たしか高校生のときに『秒速5センチメートル』を観て、満員電車じゃなくてガラガラの電車で通学する人、自分でボタンを押して扉を閉める電車があること、不良でも何でもなく、原付で学校に通う高校生がいること、などなど、を知った。
そして大学生になって、地方出身の子と話して、それは夢物語でも何でもなくて、実際にあることだとも知った。
実際にそういう地域で育った人からしたら、そんなの当たり前だったし、何が良いの?って感じるのかもしれないけど、私にとってはすごく憧れ。
それは地方出身の、たとえば三葉が、“東京”に憧れるのと同じ。
放課後にお洒落なカフェに行くよりも、『秒速~』みたいに、町に1軒しかないコンビニでジュースを買って、『君の名は。』みたいにその辺のベンチでだべって、みたいな青春に、私はずっと憧れていた。
そして新海誠はそういう気持ちを掻き立てるように、“田舎”を、“東京”を、描くのがとてもうまい。
『君の名は。』を観て、“東京”、そんないい街じゃねーよ!って思ったけど、たぶん地方出身の人からしたら、“田舎”なめんなよ!って感じなんだろうな。笑
狭苦しい町がいやで、高校卒業したら絶対ここでるんだ、とか言いたかったし、東京行ったらやっぱり心細くて、たまに故郷に戻ったりとかしたかった。
そういう憧憬を思い出させる作品でした。
ハッピーエンドに物足りなさを感じつつ、あぁ良かった~!と思える自分もいて、安心した。
ROCK IN JAPAN FES.2016 3日目・THE YELLOW MONKEY
2000年8月13日、初開催のRIJFに登場したTHE YELLOW MONKEY。「パール」を歌唱し、同バンドがステージを降りたあと、豪雨のためにフェスが中止になった。
-というのが、ネットや周りのひとから得た情報。16年前幼児だった私は、イエモンをリアルタイムで経験しておらず、今回の再集結にもぼんやりと、あぁ、すごい時代に生きているのかも、と思っていた程度。
今年のRIJFは、イエモンが出演する日に行くことが決まり、慌てて予習を開始した次第であります。
-そして、2016年8月13日。
↑イエモンの前のアクト・[Alexandros]開始直前のGRASS STAGEの様子
↑THE YELLOW MONKEY開始直前のGRASS STAGEの様子
This is 現実!!!!
RIJFは年齢層が圧倒的に若くて(私が言うのもなんだけど)、イエモン直撃世代は少ない。でも、だからこそ、そういう世代に、このフェスを入り口にしてほしい。フェスというのはそういうものなんじゃないか、と。
日が落ちて、少し肌寒くなったGRASS STAGEに登場した、イエモンメンバー。
なんだ、この色気…!っていうかなんだ、その衣装。いまどきのバンドは、ラフな格好で登場することが多いので、素直に驚いた。
セットリストは、イエモン初心者にもやさしい、オールタイムベスト的な内容に。
あの頃のイエモンを知る子連れのお父さんお母さんから、イエモン世代ではない若者までが、幸せそうに笑って、時には泣いて、彼らのリベンジを見守っていた。
「バラ色の日々」「LOVE LOVE SHOW」での大合唱できっちり会場を盛り上げ、アラフィフとは思えないバイタリティーで、ステージの端から端まで駆け回るフロントマン・吉井和哉は、間違いなくロックスターであり、エンターテイナーだった。
吉井は、「イエローモンキーはもう、解散しません!」と、MCで力強く言い放った。
こんなにカッコいいバンドが再集結してくれるなんて、2016年に生きててよかった。
あのフェスにおいてはたぶん、圧倒的マイノリティだったけど、あの場にいた観客にとっては、大満足のステージだったと思う。
16年前よりも丸くなって(精神的に、ね)、でも大人の色気が増した、THE YELLOW MONKEYというバンドを、自分の目で観ることが出来た。
来て良かった、と心から思えるパフォーマンスを見せてくれた。ありがとう!
ブラック・コメディ映画『シン・ゴジラ』
今週のお題「映画の夏」
各所で絶賛の嵐、『シン・ゴジラ』を観てきました。
私のゴジラの記憶は、はるか昔に『ハム太郎』と同時上映していたのを観たっけなぁ…という非常におぼろげなもの。モスラの毛の感じが気持ち悪くて仕方なかった。
今回は庵野さんが監督で、本当に各所で絶賛されまくりなので、ならば、と思い。
以下ネタバレ。
この映画は「2016年の東京に、未確認巨大生物・ゴジラが上陸したらどうなるか」をとことんリアルに描いた作品。ちょっと遠くにゴジラが出現したら、逃げるよりもまず、スマホで撮影&SNSにアップ!という行動、絶対みんなするでしょ。
私の中で、面白さのピークは前半だったかもしれない。
日本政府の対応の遅さ、ゴジラを射撃するにも何重にも確認・連絡をとらねばいけない、「想定外」「前例がない」といった言葉…2011.3.11の再現VTRかと思うほど。放射能うんぬんも出てくるし、完全に狙ってるのですが。
お上さんがそうやってダラダラとくだらない会議をしている間に、東京を荒らしていくゴジラ。第2~3形態あたりはちょっとキモ可愛かった!
っていうかこれ、前半の感じは『博士の異常な愛情』へのオマージュか?
とにかく前半は最高のブラックコメディですよ。
しかも、中盤でお偉いさんたちが、ゴジラによって一掃☆
その後は、一見ダメダメな総理代理が意外とデキる男だったのもあって、日本に3度目の核爆弾を落とさせることなく、ヤシオリ作戦により、ゴジラは停止。(今後どうなるかはさておき)
実際にゴジラが暴れまわるシーンはさほど多くなくて、映画の大半を占めるのは政府周りがドタバタする様子。そのリアルさが、最高に笑える、っていうか、リアルすぎて笑えない。
前半には、3.11の津波を連想させるような映像もあって、色々フラッシュバックしてしまったり。
でも、終盤、ゴジラに対して無人新幹線&在来線爆弾を使うシーンは、少年のようにワクワクしました。
山手線と京浜東北線が!ゴジラにぶつかって(?)爆発するんですよ!「ぼくのかんがえたさいきょうのぶき」じゃないですか。たまんねー!
そんなわたしは、エヴァンゲリオンは漫画しか読んだことがありませんでした、すみません、アニメも観ます。
とことん現実的な状況の中に、虚構のゴジラが出現する。それはとても滑稽なのだけど、笑えない、そんな気持ちになる作品だった。
映画『貞子vs伽揶子』を観た!~ビビりがホラー映画デビューしました~
今更ながら、『貞子vs伽揶子』をみてきた!
そもそもどちらかといえばチキンだし、これまで、ホラー映画を観たいと思ったことすらなかったのですが。
www.m-on-music.jp
www.m-on-music.jp
この『みんなの映画部』を読んで、「こいちゃんがそんなに言うなら見てみたいなぁ」と思ったのがきっかけでした。
とはいえ、ホラー超初心者の私にとって、
貞子…井戸に生息?髪長くて白い服でテレビから登場する。「♪くる きっとくる」
伽揶子…だれ?呪怨ってあの「あ”あ”あ”…」って言う男の子じゃないの?
というイメージしかなく、(我ながらひどい)こんなんで観に行って大丈夫なのか?というかやっぱりこわい!と、いろいろ妄想してたら前日は眠れなくなりました(笑)
そんなホラーへの意識低い系JDがホラー映画デビューしたところ。
結論:
めちゃめちゃ面白い。
ホラーへの免疫や知識がない初心者にも親切な設計になっていて、お化け(!)が出るシーンではちゃんと「今からきますよ~」と無駄にデカい音でアピールしてくれるので、それなりに心の準備ができます。笑
もちろん、急に出てきて脅かす!というパターンも0ではないですが。
前半は、各お化け(!)に怯える美少女たち(玉城ティナちゃん美しすぎ問題)をそれぞれ描いていて、普通にホラー。
いや、ツッコミどころは数えきれないほどあったけど。水責めビンタシーンとか。
後半は、怪しげな霊媒師?二人組(ブラックジャックとピノコ説を支持)が、予告編にもあった「化け物には化け物をぶつけんだよ」という名言を吐き、美少女2人が呪いの家で呪いのビデオを観るという暴挙に。
ホラー初心者の私でもさすがに、「え?それで解決するのか…?大丈夫か!?」と心配になりましたが。
オチは言いませんが!最後の最後までちょっとクスリとくる展開に、絶賛したくなる気持ちも分かる。
そして、観てるうちにだんだん俊雄くんが可愛く思えてきちゃって…これってもしかして、恋?!
しかし、“呪いのビデオ”っていうと怖いのに、“呪いのDVD”だと全然怖くないのはなんででしょう…時代の変化にちゃんと対応してる貞子氏、素晴らしい。そりゃ森繁教授にモテるわ。
ちなみにEDの『呪いのシャ・ナ・ナ・ナ』も名曲。歌詞も相当寄せてきてるし、このMVとか悪ノリがすぎる。
ということで、『リング』も『呪怨』も全く観たことがなくてもちゃんと楽しめる傑作でした!夜もちゃんと寝れたしトイレも行けたよ!
ビビリだけど、これを機に他の作品にも手を出してみようと思います!でも、1人で観るのは無理なので、誰か付き合ってください!笑