8/27 ナンバーガール 轟音上映会@WWW
去る8月27日、渋谷WWWで行われたナンバーガールの轟音上映会へ行ってきました!
第1部はナムヘビツアー赤坂公演、第2部は伝説のラストライブが上映されるということで、私は第2部を観に行きました。
入場待ちの間中、なんだかどうしようもなくドキドキしてしまった!同い年くらいの若者もいればナンバガ世代っぽい人もいたり関係者っぽい人もいたりで、不思議な空間でした。
私にしては珍しく整理番号が2ケタで、わりと早めに入場。入ってすぐにTシャツを交換。今はなきナンバガグッズを手に入れ、ウキウキしつつドリンク交換~。
WWW初めてでしたが、地下のドリンク交換所はアングラっぽい雰囲気でさらにテンション上がりました。
会場に入ると、前方はパイプ椅子が置いてあって2つ目くらいの段差からは立ち見。悩んだけど、私は立ち見の最前を選びました。座ってじっとなんかしてられませんもの。
両隣は自分と同い年くらいかなという感じの女の子。うれしかった、、、
で、司会(当時ナンバガのディレクターだった吉田さん)が出てきて、挨拶をされていました。「オン・タイムで始めます」という一言になんだかビリビリ来てしまった。
ちなみに始まるまでも会場内ではずっとナンバガのライブ音源が流れていました。
そして上映開始。予想以上の轟音に耳が死にそうになりながらも、目の前の画面に吸い込まれていくような気分でした。タイムスリップしたみたいな。
ラストライブなのに観客の声にほとんど答えず、まさに”鬼気迫る”ような演奏。観ていて改めて思ったけど、ナンバガって全然楽しそうにライブしない(笑)
にこにこして楽しそうに演奏するバンドが多いのに。ぜんっぜん笑わない。
「本日はアンコールはございません」と言い切る向井に、終わらないでくれって本気で思ってしまいました。
MCで向井が北海道出身のバンドにeastern youthやブッチャーズを挙げていたけど、2015年現在、easternはニノさんが脱退して、ブッチャーズは吉村さんが亡くなって実質解散状態になっているなんて誰も想像できなかったでしょう。やっぱりバンドという生き物は難しい。そして美しい。
ナンバーガールも間違いなく彼らと並ぶバンドになっていると思います。
「ナンバーガールの歴史をここに終了する!」
って宣言して、去っていく彼らは最高に潔くてクールでした。
1曲のアンコールもやらずに終わったラストライブ。
楽屋に戻って、一言、「あ~…終わった。」とつぶやく向井を観て
ようやく私の中のナンバーガールが死にました。
たぶんあの上映会にいた人も皆そうだったんだろうなと思います。一人一人のナンバーガールの歴史が終了したんだと思う。
ただライブ映像を「上映」するだけの会でしたが、それ以上に色々と考えることがありました。
初めは、なんで椅子があるんだ!って思ってました。でもそれすらもちゃんと意味のあること。
本当に悲しいけど、もうナンバーガールは復活しない気がしています。
そうじゃなきゃわざわざこんな、ライブハウスで、座って、ラストライブを見せないもの。
どんな形でも、ナンバーガールをライブハウスで観るという夢が叶って良かった。
ギターによる焦燥音楽 それ すなわちROCK。
ありがとう、ナンバーガール。