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音楽について考えていることやライブレポートを書きます

6/4 AFOC the 10th Aniversarry "THE BLUE TOUR-青く塗れ!-"@新木場STUDIO COAST

 ロックンロールバンド・a flood of circleの10周年ツアー@東京。彼らを観るのは3月の新宿LOFTでの「佐々木vsAFOC」ぶり!

 Twitterの数十秒の映像からも各公演の盛り上がりが伝わってきていて、たいへんワクワクしておりました。

 以下、ネタバレありのレポート。

 開演時間を数分すぎて、客席のライトが消える。と、今回のツアータイトル「THE BLUE TOUR」の通り、ステージが青いライトに照らされる。SEを流すのに2回くらい失敗してしまっていたけれど(これ、後で怒られたんだろうな…)、3回目の正直!でようやく渡邊一丘(Dr)、HISAYO(Ba)、爆弾ジョニー・キョウスケ(Gt)が登場。最後にフロントマンの佐々木亮介(Vo,Gt)がステージに上がると観客のテンションが一気に上昇したのを肌で感じた。

 1曲目の「Golden Time」。上から観た景色は最高に気持ち良くて、早くも感極まってしまった。―こんなに大きな会場を、こんなに盛り上げられるバンドになったのか、あぁ、なんだよ、カッコいいじゃん、フラッド。この10年で、着実にビッグになってんじゃん。新木場、ソールドしてなかったから心配してたけど、フロアはばっちり埋まってるし。

 「Blood Red Shoes」で会場を赤く染めたあとは、「青く塗れ」で真っ青に。メンバーが“ご機嫌”なのがよく分かる、跳ねた演奏だった。

 運よくライブで何回も聴けている「春の嵐」。この曲はテンポの差にいつもゾクゾクするんだ。

 で、定番曲が続いた後(この辺は、みんなが楽しそうに踊っているのを見て楽しくなっていました。最前も後ろも関係なく楽しそうで。もちろんメンバーも嬉しそうな顔をしていた)、「月に吠える」。弾き語りじゃなくバンドスタイルで聴いたのはもしや、初めてやも…。

 音源よりも、声やギター、ドラムの音に深みが増した印象を受けた。若さで突っ走るんじゃなく、10年の歴史をしっかり背負って歩いてる。

 そして「月面のプール」。<月>を2曲続けて持って来る、ニクイ選曲。

 そのまま定番曲で盛り上げて、「プシケ」へ。メンバーが後ろを向いて始まるところ、いつも「ONE PIECE」のアラバスタ編(一番好きです)の名場面と重なるっ!思わず目頭が熱くなった。ナベちゃんのドラムが力強くて、心配になるくらいだった。佐々木は本当に今のメンバーが大好きで大好きでたまらないんだろうな。爆弾ジョニーが復活して、キョウスケくんがこのままサポートを続けるのかどうか分からないけれど、もし別の人が入ることになったとしても、どうか佐々木が納得のできる人に。

 隣のナベちゃんの部屋でプレッシャーみたいに、みんなが楽しそうに打ち上げしていて、俺は暗いから、1人でギターを弾いてると、このメンバーでよかったなぁ大好きだなぁと思う、と言っていた。たぶんあそこにいたファンはみんな、「良かったなぁ、佐々木」って思ってた。笑

 「ベストライド」のドラムもかなり強かった。ナベちゃん、叩き方変えたのか?それともテンション上がりすぎたのか?

 語弊を恐れずに言わせてもらえば、新旧の曲を続けて聴くと、フラッドの楽曲はどんどん、ポップになっていることを実感。彼らの目指す場所、目標が明確になっている気がする。

 「心臓」に続き、本編最後は「花」。この曲は壮大で赤裸々で実は底抜けに明るい。<届け 届いてくれ>新木場にいた全員に、この曲は、彼らの思いは、きっと届いてる。

 アンコールでは色々な発表があり、下半期もまだまだ転がり続けることが判明。そして、数分の曲のために30時間かけて行ったロンドンで録ってきたという新曲「BLUE」。「さわやか」という印象が強い。それこそ、いわゆるJ-POPのような。でもAメロとかイントロとかはロックだし、何より佐々木の声で、ロックっぽさは抜けきらない。「青く塗れ」や「ベストライド」のような、丁度良いバランス感は保たれている。彼らがいま向かいたい方向はこっちなんだろうな。

 そしてダブルアンコールの佐々木が腹立つくらい、“フロントマン”だった。「あ、1コ言い忘れてた。―I LOVE YOU!」

 

 10周年という節目。でも、これは単なる通過点でしかなくて。これからも「転がり続ける」バンド。そして私はたぶんまだ、転がり始めてもいないのだ。

 私もちゃんと、ロックンローラーになる。人生の目標は、ロックンロールに生きることだし。傷だらけのぼろぼろになっても、転がり続けなければ。むしろ、その方がずっとロックンロールだしね。死なないで生きてたら絶対にどこかに希望はあるよな、いつでも底抜けに明るくいたいものだ。

 対バンツアー、誰が来るかを予想しつつ。下半期の彼らにも大きな期待を寄せている。

 

<セットリスト>

01 GOLDEN TIME

02 The Beautiful Monkey

03 Blood Red Shoes

04 青く塗れ

05 GO

06 春の嵐

07 I'M FREE

08 博士の異常な愛情

09 Miss X DAY

10 Black Eye Blues

11 月に吠える

12 月面のプール

13 Buffalo Dance

14 KIDS

15 Dancing Zombies

16 シーガル

17 プシケ

18 ベストライド

19 心臓

20 花

en01 BLUE

en02 Human License

en03 理由なき反抗(The Rebel Age)

wen01 I LOVE YOU