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音楽について考えていることやライブレポートを書きます

6/18 フルカワユタカ presents『play with B』~with C2 w/BaseBallBear

フルカワユタカ氏とベボベの競演を観た。意外にも初めての、下北沢GARDENにて。

待機場所の地下2階は、ベボベグッズを身に着けた若いファンで溢れていた。パッと見、7~8割くらいはベボベファンかなぁといった感じ。(かくいうわたしも。)

フルカワさんは、ベボベ・湯浅脱退後のツアーを8本、共に回ってきた。でも、これまでその理由を明確には語ってこなかった。頼まれたからやった、というような、ふんわりしたことは話していたけれど。

そんなフルカワさん主催の今回の企画。まずは、いつものSEとともにベボベが登場する。

もちろん(!?)主催者・フルカワさんがサポートギター。個人的に湯浅脱退後、2回目のライブで、やっぱりまだ寂しくて悲しくてつらい、という気持ちは抑えられなかった。

けれど、フルカワさんは迷いなく力強い演奏をしてくれていて(きっと内心はたくさん迷いもあっただろうけど)、だからわたしも「大丈夫だ」って思ってみていられたのかも。

「「それって、for誰?」part.1」、「不思議な夜」、「曖してる」、とツアーでも披露した楽曲が続く。「それって~」のギターソロは、スターのファンだけでなくベボベファンまでもが、安定した力強い演奏や会場を煽る姿に夢中になっていた。

続くMCで、「実はフルカワさんとやるのは野音で最後だった」ことが明らかに。「だから今日は延長戦みたいなもん」と。

ベボベは昔、ドーパンのツアーに帯同したことがあったそうで。でも、そこでは特に仲良くならず(小出曰く、「威圧感があった」)。ただ、フルカワさんと「波が合った」湯浅とは交流が出来ていたとのこと。

MCやインタビュー、ラジオではほとんど話さなかった湯浅が、どんなふうに話していたのか、今となっては想像するしかないけれど、そうやって慕える先輩がいたことは彼にとってとても大きかったと思う。もしかしてスターがいなかったら、湯浅はもっと早くいなくなっていたかもしれないし、もっと最悪の結末を迎えていたかもしれないし…

そんなMCのあとに「どうしよう」。これ、すっかり涙腺破壊ソングになってしまった。ライブを観ていても、ここにいない人のことばかり考えてしまってダメだなぁ

そして爽やか残酷ソング「short hair」。

フルカワさんこのあともライブするんですよね!?っていうくらい、全身全霊でベボベをサポートしてくれていて、本当にありがとうスター…という気持ちだった。

いやでも、フルカワさんに一番お礼を言わなきゃいけないのは湯浅だろうが!って思いながら。笑

曲中、堀くんと何度も向き合って演奏する姿に感激しました。

あと数曲で終わりと語るこいちゃんに、まだ終わらないでほしいと強く思った。

完全に狙いすました「changes」。ベボベらしい、4つ打ち盛り上げソング、みたいな印象があったけど、すっかり意味が変わってしまった。

「UNDER THE STAR LIGHT」withスター。より”ロックチューン”に仕上がっていた。ぼろぼろに傷つきながらも、駆け抜けていく強さ。

…どの楽曲だったか定かでないのだけど、関根と小出のバトルがかなり見ごたえあって、格段にうまくなったなと。で、フルカワさんと堀くんがバックできっちり演奏してくれてるから、安心して全力で、できたのかな、なんて。

「LOVE MATHEMATICS」「PERFECT BLUE」と、ライブ定番の2曲で、スター・フルカワユタカによる、BaseBallBearのサポートは終わった。

ベボベで相当に盛り上がったあと、7,8割がベボベファンの会場をここからどう盛り上げるのかしらと心配していたのだけど杞憂だった。

四つ打ちがメインの、キャッチーなロックチューンを立て続けに披露。演奏力や存在感あるカリスマ性を見せつけて(これが威圧感?)、あっという間に観客の心を掴む。

「ロックスター!」コールでは、思わず誰もが叫んでしまっていた。

MCでは「あんまベボベの話ばっかすんのもさぁ。来月の告知とかも…まぁ帰り配ってるから見てね」なんて言って、ベボベの話ばかりしてくれていた。なんだこの頼れる兄貴…っていうかもはやパパ!?!?

「バンドなんてのは10年15年やってたら無傷ではいられない。何もないように見えるバンドも見えないところで傷ついてんの。」「彼らは続けた、それが全てだと思うよ。」「(小出は)ありがとうって言うけど、俺も勉強になった。くすぶってた…わけじゃないけど、そんな俺を外に連れ出してくれてさ。これまで全部断ってたんだけど。2月に、将平ぽんがいなくなっちゃってさー。湯浅も、ここに立ってるのが、俺なら、いいよって言ってくれるんじゃないかなとか。マネージャーとか事務所が、やってやれって言ったりとか。笑」

と、ベボベが語らなかったたくさんのことを彼の視点で話してくれた。嬉しかったなぁ。

この4か月ですっかり、ベボベのことを好きになってくれて、本当に良かった。ありがとう。

彼がいなかったら、技術的な理由でも精神的な理由でもベボベは「終わって」いたかもしれないと思うと。

熱狂の中、本編が終了すると、アンコールへ。

小出との電話を再現(?)し、「カバーをやります」と、BaseBallBearの「The END」を。

「あってるかわかんないよ」と散々予防線をはってたくせに、完璧じゃないすか。原曲よりもちょっとパンクな雰囲気があり、フルカワさん「らしい」。

やっぱりこの曲は湯浅に向いてるよなぁ。なんであの時に、こんな曲かけたの、未来が見えていたのかい、と思ってしまう。

ドーパンを解散したロックスターが歌うからこそ、余計に、この歌詞の意味が沁みた。

そしてそのあとに「Crazy」。殺人的なセットリストじゃないか。

 

このインタビューが物語ってるな。彼はまごうことなきロックスターです。ベボベにせよフルカワさんにせよ、ロックンロールは続くのです。

 

www.barks.jp

TL見ていたら、ベボベファンもスターのファンもお互いに感謝し合っていて、素敵な関係になったなぁと!

これでフルカワさんのサポートは一旦最後だけど、きっとまたどこかで。

 

<SET LIST>


1.「それって、for 誰?」 part.1
2.不思議な夜
3.曖してる
4.どうしよう
5.short hair
6.changes
7.UNDER THE STAR LIGHT
8.LOVE MATHEMATICS
9.PERFECT BLUE

 

1.too young to die
2.Beast
3.GAME
4.slow motion
5.眠りたくない夜は
6.君は神様だったから
7.ボクは、少しズルくなる
8.I don't wanna dance
9.the mugendai dance time
10.The Fire
11.Transient Happines
12.beat addiction
13.MIRACLE

encore
14.The End (Base Ball Bear)
15.Crazy