cream soda

音楽とか映画とかドラマとかの話をしてます。

9/15 The Birthday 武道館

直前まで行こうか悩んでいたThe Birthday、3度目の武道館公演。

結局やること終わってないのに行きました。Twitterでチケットを譲っていただき(しかもアリーナ2列目。)、2013年のBAYCAMP、COME TOGETHERツアーファイナル、ピロウズ企画に続き4度目のThe Birthday

やっぱりファンが怖いと思ってしまう(笑)いや、かっこいいんだけどね!みんな片手にビール持ちすぎだよ~

そんなファン層なのであんまり物販ガチ勢みたいな人はいなかったようで、会場直前くらいでも余裕でグッズ買えました。

武道館はアホみたいに何度も行ってる(はず)なんだけど、なんやかんやアリーナ席は初めてだったからドキドキでした。関係者の控室前とか普通に通るのね、びっくり。

開演時間ちょっと前になると興奮したファンが「チバ――――!」と叫んで手拍子。The Birthdayの不思議なところはホールでもライブハウスでも変わらず興奮させてくれるところ。客席との距離感を感じさせない。

そして開演。スクリーンには蛍光ピンクのバースデイケーキ。いつものSEが流れて観客のテンションも一気に上がる。

この日はメンバー全員、衣装が上下黒でキマってた。

 

~SET LIST~

6つ数えて火をつけろ
涙がこぼれそう
stupid
I KNOW
ホロスコープ
KIKI The Pixy
カレンダーガール
ROKA
Arlight
爪痕
WALTZ
シルエット
FULLBODYのBLOOD
愛でぬりつぶせ
ダンスナンバー
マスカレード
くそったれの世界
なぜか今日は
MOTHER
KAMINARI TODAY

EN.1

さよなら最終兵器
COME TOGETHER

EN.2
READY STEADY GO
ローリン

 

2曲目からいきなり「涙がこぼれそう」で、今日のライブにかなり気合が入ってることが予感できて思わず笑顔になってしまった。

個人的に大好きな「カレンダーガール」を初めて聴けて嬉しかったな。

各所で言われてることだけど、「爪痕」前のMCでチバが

「10年前はみんな10歳若かったんだよ。不思議だねぇ。まだ生まれてないやつもいた。…死んじまったやつもいる。」

と、ぼそりと言っていた。たぶんみんな、同じ奴のことを思いながら「爪痕」を聴いてた。

この季節に聴くとなおさら切ないね。

「WALTZ」ではおっきいミラーボールが登場。眩しかったです(笑)ちょっと演出に負けてたかも、残念。

新曲を聴きながら曲調がとてもポップになったことを実感した。曲の進行もすごく単純だし、チバ以外の声だったらJ-POPに分類されてもおかしくなさそう。

グチグチ言ったけど、「なぜか今日は」がすごく楽しくてめちゃめちゃ踊りました。斜め前にいたスーツのお兄さんやお姉さんも楽しそうに踊っていて、もちろんThe Birthdayも楽しそうで、ここにはポップとかロックとか関係ないよなって気がした。

「MOTHER」では客に歌わせたり、「ローリン」ではハンドマイクで煽ったり。チバがすごくイキイキしていた。ミッシェル時代はこんな風な煽り方していたのかな、年を取って丸くなったのかなぁ。

メンバーが楽しそうで、お客さんも楽しそうで、10年続けて来てくれて本当によかった。The Birthdayに出会えてよかった。

そして、「バンドが解散しない時代」っていうのを感じた。きっと前ならイマイさんが抜けた時点で終わってたもんな。時代の流れなのか、はたまたチバやキュウちゃんが成長したのかはわからないけど。

次のアルバムツアーはまたライブハウスをまわるね。3度目の武道館を乗り越えたThe Birthday。一回りも二回りも成長した彼らを観るのが楽しみだ。

8/27 ナンバーガール 轟音上映会@WWW

去る8月27日、渋谷WWWで行われたナンバーガールの轟音上映会へ行ってきました!

第1部はナムヘビツアー赤坂公演、第2部は伝説のラストライブが上映されるということで、私は第2部を観に行きました。

入場待ちの間中、なんだかどうしようもなくドキドキしてしまった!同い年くらいの若者もいればナンバガ世代っぽい人もいたり関係者っぽい人もいたりで、不思議な空間でした。

私にしては珍しく整理番号が2ケタで、わりと早めに入場。入ってすぐにTシャツを交換。今はなきナンバガグッズを手に入れ、ウキウキしつつドリンク交換~。

WWW初めてでしたが、地下のドリンク交換所はアングラっぽい雰囲気でさらにテンション上がりました。

会場に入ると、前方はパイプ椅子が置いてあって2つ目くらいの段差からは立ち見。悩んだけど、私は立ち見の最前を選びました。座ってじっとなんかしてられませんもの。

両隣は自分と同い年くらいかなという感じの女の子。うれしかった、、、

で、司会(当時ナンバガのディレクターだった吉田さん)が出てきて、挨拶をされていました。「オン・タイムで始めます」という一言になんだかビリビリ来てしまった。

ちなみに始まるまでも会場内ではずっとナンバガのライブ音源が流れていました。

そして上映開始。予想以上の轟音に耳が死にそうになりながらも、目の前の画面に吸い込まれていくような気分でした。タイムスリップしたみたいな。

ラストライブなのに観客の声にほとんど答えず、まさに”鬼気迫る”ような演奏。観ていて改めて思ったけど、ナンバガって全然楽しそうにライブしない(笑)

にこにこして楽しそうに演奏するバンドが多いのに。ぜんっぜん笑わない。

「本日はアンコールはございません」と言い切る向井に、終わらないでくれって本気で思ってしまいました。

MCで向井が北海道出身のバンドにeastern youthやブッチャーズを挙げていたけど、2015年現在、easternはニノさんが脱退して、ブッチャーズは吉村さんが亡くなって実質解散状態になっているなんて誰も想像できなかったでしょう。やっぱりバンドという生き物は難しい。そして美しい。

ナンバーガールも間違いなく彼らと並ぶバンドになっていると思います。

ナンバーガールの歴史をここに終了する!」

って宣言して、去っていく彼らは最高に潔くてクールでした。

1曲のアンコールもやらずに終わったラストライブ。

楽屋に戻って、一言、「あ~…終わった。」とつぶやく向井を観て

ようやく私の中のナンバーガールが死にました。

たぶんあの上映会にいた人も皆そうだったんだろうなと思います。一人一人のナンバーガールの歴史が終了したんだと思う。

ただライブ映像を「上映」するだけの会でしたが、それ以上に色々と考えることがありました。

初めは、なんで椅子があるんだ!って思ってました。でもそれすらもちゃんと意味のあること。

本当に悲しいけど、もうナンバーガールは復活しない気がしています。

そうじゃなきゃわざわざこんな、ライブハウスで、座って、ラストライブを見せないもの。

どんな形でも、ナンバーガールをライブハウスで観るという夢が叶って良かった。

ギターによる焦燥音楽 それ すなわちROCK。

ありがとう、ナンバーガール

トム・ヨークは本当に”微妙”だったのか?

先日、幕張メッセで行われたサマーソニック2015。今年は1日目の深夜~2日目の朝にかけて「ホステス・クラブ・オールナイター」が開催されました。

1日目もしくは2日目のチケットがあればこの「ホステス~」にも参加できるということで、せっかくだし!ということで、行ってきました。

とはいえ相変わらず洋楽には疎いので、トム・ヨークとフランツ×スパークスしか観ていないのですが(笑)まぁ、次の日もあったしね、ほどほどにってことで。

納期の迫る作業をどうにか終わらせ、結局会場に着いたのはトム・ヨークの出番ギリギリ…深夜にも関わらずすでにソニック・ステージはほぼ満員、いつ規制がかかってもおかしくない状況。チビな私はステージどころかモニターもほとんど確認できない位置にいました。

離 婚直後ということで(?)トム・ヨークの登場に色めきたつ会場の女子ファン(笑)今回はDJスタイル(で、良いのでしょうか)なのでもちろん RADIOHEADの時のようなバンドセットとは一味違う。しかし楽しそうに歌い踊りまくるトム。もともと縦ノリではなく横ノリの音楽を作る人とはいえ、 なかなか難解なリズム。それでも観客たちもノリたい、踊りたい、という願望はある。

しかし。

なにせ、会場は後方までぎゅう ぎゅう、四方八方を人に囲まれ(しかもガタイの良い西洋人もいる)横に揺れることすらままならない…となると深夜0時を過ぎたこの時間帯、当然眠くなるわ けです。こうして黒地に蛍光グリーンの文字が入ったトム・ヨークTシャツ(目立つ!)を着た皆さんが次々と後ろに抜けていく事態に。

そしてTwitterに溢れる「トム・ヨーク 微妙だった」という文字。

これはあまりに端的に言いすぎていると思うので勝手に補足すると

トム・ヨーク (のパフォーマンスというよりは時間帯とステージ設定が) 微妙だった」

ということではないでしょうか。

せめて、ソニックステージではなくマウンテンでやってたらもっと踊れたしストレスフリーで「微妙」という声は減ったんじゃないかなと。会場設営準備とかの関係で難しかったのかもしれませんが。

何が言いたいかというと、運営もっとがんばれ!!!!

MWAMのタイムテーブルの件といい、15回やっててもまだまだ改善点がたくさんある。今年は特に。

でも年々よくなってるみたいなので、来年に期待です(来年行くかはわからないけど)

※その後に見たF.F.Sは最高に楽しかったです、個人的ベストアクト!

フェス文化

何様だよ、って感じだけどこれからの音楽について考えたいなと。

ナタリーの石毛さんと山口さんの対談がわりと衝撃的というか、ぶっちゃけすぎてていろいろ考えなきゃって気持ちにさせられた。

これね。

 

natalie.mu

 

当たり前だけどいくらフェスで人を集めても、ワンマンのチケットがソールドしなきゃ、CDが売れなきゃ、お金にはならない。でもその当たり前だったことが当たり前じゃなくなってる気がする。

なんて言って、私自身テレフォンズのワンマンはこの前の武道館が初めてだったんだけど。

私の中でフェスの位置づけは、新しい音楽に出会える場所。でも、最近はどのフェスに行っても似たようなメンツばっかりでなんだかなって思ってて。いやもうわかったわかた、みたいな(笑)そして私はどんどんひねくれてってナンバガとかミッシェルとかに走っていくという(笑)

正直テレフォンズもその「似たようなメンツ」のくくりに入ってるけど。でも彼らはそれに悩んで悩んで、活動休止したわけですよ、なんか切ない。それはそういう風潮を変えられなかった彼ら自身の問題というか責任というかもあるけど、聴く側の問題ももちろんあった。「浴びる音楽」って言いえて妙だよね。フェスで なんとなく浴びて満足してる人が多すぎる。

その流れを作っちゃったバンドとか事務所とか運営も悪いし、その流れに身を任せちゃってる客側も悪い。

もうフェスでうぇいうぇい楽しくやる音楽は飽和状態なわけですよ。でもテレフォンズが10年やって、いまやっと新しいシティポップブームみたいなのがきてるなって感じる。

あとは彼らの音楽をどう聴くか。こっちにかかってる。

友達に、今のご時世、いくらでも無料で音楽が聴けるのになんでわざわざ高いCD買うの?オレCD買ったことないよ、って言われた。でもいいバンド、いい音楽はずっと続いてほしいから、自分がいいと思ったものにはちゃんとお金を出したいんだ~

別に自分の考えが絶対正しい!とか全く思ってないけど、でもいいものにお金を出すっていう楽しさをもっと分かってもらえたらなぁとは思う。私だってお金に余裕あるわけじゃないけど。

それにしても、石毛さんと山口さんの発言ハラハラする。もしかしてあのバンドのことディスってんのか!?って感じた(笑)

脱退・解散・活動休止

Twitterでもちょこっと嘆いてたんだけど。今年に入ってから(すでに半年経ってるけど)脱退とか解散とか活動休止の文字を目にする機会が増えたなぁって思います。

the telephonesでしょ、FACTでしょ、サラバーズでしょ、PE'Zでしょ、SAKEROCKでしょ、a flood of circle デュランでしょ、eastern youth二宮さんでしょ…挙げはじめたらキリがないんだけど、何より衝撃だったのがthe pillowsの淳さん解雇。

解散とか活動休止は悪いことばっかりじゃないと思う、個人的には。そこからまた新しい素敵な音楽が生まれることもあるだろうし。ニノさんの脱退も”やりきった”感あるし、納得できた。

でも、解雇は別問題だよな~…正式なメンバーじゃなくてサポートだったとはいえ。16年(だっけ)もthe pillows山中さわおを支えてくれてたのに。

ステージ上でもそれ以外でもとても仲良さげにしてて、なのになんでメンバーじゃないんだろう!って誰もが思ってたんじゃないかな、、、その理由がこんな形で明かされたのはとても残念。

結局彼が10年以上も何をしでかしていたのかはわからないけど(犯罪がらみなのか、はたまた宗教なのか・・・)、さわおが これから応援する気持ちもいまはないです、って言い切るくらいだものね。

メンバーにとってもファンにとっても、こんなつらい終わり方があるのかとびっくりしたよ。

こ のまえのThe Birthdayとの対バンで観たときにはいつもよりもテンション高めなさわおがいて、こっちがハラハラするくらい走ってる「ハイブリッド・レインボウ」 をサポートの小堀くんと一緒に演奏してて。こっからもう一回、3人でやってやるって決意にみなぎってた。

こんなにつらい脱退はtacica以来かもなぁ。tacicaはまだ、もう1回3人でやる可能性が0ではないと信じてるけど。the pillowsはたぶんもうないんだろうな。正式メンバーですらなかったわけだし。

でもやっぱり、死なない限りバンドはいつか復活するって信じたいな。

(ただそうなるとミッシェルとブッチャーズは二度と観れないんだ。しんどい。)

tacicaというバンドの在り方

先日、tacicaの10周年記念ライブ「烏兎」へ行ってきました。

私がtacicaを聴き始めたのは高3のころで(たぶん)、最初に聴いたアルバムはsheeptownかな。あまり言いたくないけど元カレの影響(笑)

高校時代は何かと忙しくて(お金もなかったし)今と比べるとあまりライブに行っていなくて。

tacicaのライブに初めて行ったのも大学に入ってから、HOMELANDのレコ発イベントだった。渋谷タワレコの地下でやったやつ。

時間にしたらたった40分だったけど、歌とか演奏はもちろん、猪狩さんのあの独特の間とかトシ君のグッズ紹介の可愛さとかにすっかりはまってしまった(笑)

そして1月になって、トシ君が脱退を発表。脱退ライブのチケットがまだ残っていたこともあって急きょ参戦した。

脱退ライブに行ったのは初めてで、泣くかなぁと思っていたけど猪狩さんが「みんな…泣くんじゃないよ」って。

「俺らはいつも通りやるだけだから」って。周りを見たらみんな崩れ落ちるように泣いていたり、茫然としていたりして、だからせめてわたしは思いっきり楽しもうって。

グッズ紹介のときにトシ君が、「僕はいなくなっちゃうんだけど、これからもtacicaを応援してください。」ってあの声で変わらぬたどたどしさで言っていて。たまらなかった。

だから2人になったtacicaも変わらず応援してた。たくさん悩んだかもしれないけど(いまも悩み続けているかもしれないし)、前に進むことを決意して活動し続けてくれる2人が愛おしかった。小西さんがグッズ紹介するようになったしね。

 

そして今回の中野サンプラザ。ハイライトでどうしてもトシ君が浮かんで、、、泣きそうになってたら、前の女の子が号泣していた。

本編最後のMCで、「この10年、ほんとにいろいろあった。…いまだに、笑って話せないこともあるし。…ここに来てくれているようなお客さんなら、分かると 思うけど。でも…いつか、そんなこともあったね、って笑って話せるようになるまで、頑張って続けます。なるべく、同じメンバーで。ここにいるみんなと。」 というようなことを言葉を選びながら話していて(あの独特の間を文字で表すの難しいね)、うわぁぁあぁってなっていたらDAN。

”今日も又 アナタのいない場所を 手当たり次第探す どこかへ行っても良いかだなんて思わないさ”

”描けない夢なんてない 叶わない夢なんてない って思ってたんだろう ひとり 残り全部の命を使って”

きっと、猪狩さんも小西さんも、あの場にいたファンのみんなも、トシ君のことを思っていたはず。

ぜったいまたいつか3人で笑って演奏できるって信じてる。ガンという病気がそんなに簡単なものじゃないっていうのも、痛いほどわかったうえで。

ドラムの違いなんてわたしにはわからないって思っていたけど、トシ君のドラムと中畑さんのドラムが全く違うと分かってしまって辛かった。トシ君のドラムは彼の性格そのもの、優しくてあったかくってでもキックが力強い。中畑さんのドラムは激しくてめちゃくちゃかっこよかった。Syrup16gも観てみたいな。

tacica は安心してライブに行けるバンドNo.1かも、、、ファンが素晴らしいんですよ本当に!基本的にみんなマナーが良すぎる。曲ではわーって盛り上がる(と 言ってもモッシュは起きにくい)のに、曲間はしーんってするあの緊張感はtacicaだけだよね。いろーんなバンドのライブ行ってきたけど、ほんとに独特。

というわけで、頑張って続けると言っていたので信じて応援し続けます。

Base Ball Bear/二十九歳

つらつらと感想をば。

いろんな人の感想を読んだら自分が最初に感じたことが思い出せなくなっちゃった(笑)まぁ、とにかく書いてみる。

私にとってアルバム「C」「十七歳」「(What is the)Love&POP?」は、憧れの青春が詰まってる作品でした。それこそまさに、レモンスカッシュ感覚。

そしていま聴くとノスタルジー、あのころが青春だったのかなぁって思える、そんな作品。

今回のアルバム「二十九歳」はこれまでのベボベのイメージを一新したんじゃないかな。

ベボベ=青春ソングっていう図式に囚われることないように、でもベボベらしい爽やかなサウンドも残しつつ…

このアルバムのテーマは「普通」だってインタビューで散々言っていたけど、なるほどたしかに。

ここには憧れの「二十九歳」はいなくって。屈折しまくっていた十七歳から、「普通」の大人の二十九歳になったベボベがいた。

じゃあ普通ってなんだ?その答えがアルバムに詰まってた。全部通して聴いて、初めてわかるんだ。たぶん。

一曲一曲の感想もざっくりと。

 

01 何才

初めてイントロを試聴したとき、たまらなくドキドキした。始まる!って感じがして。

サビの「澱みからメロンソーダまで」っていう歌詞にもどきりとした。

同時に、あ、レモン、卒業したんだなってことに気付いてちょっとだけ笑えた。

 

02 アンビバレントダンサー

アンビバレントってなんだ?って思ったら、相反する感情を同時にもつこと、らしい。年を重ねて大人になるとこういう精神状態になるんだと。

好きだけど。嫌いだけど。嘘だけど。本当だけど。

白黒はっきり答えが出ることなんてそんなにないよね。

歌詞の「踊れ」からTabibito~を連想した人は絶対私だけじゃない(笑)

歌詞カードに縦書きで書いてあるのがニクい!最高の計らいだ!

 

03 ファンファーレがきこえる(Album Mix)

アルバムミックスということで。全然詳しくないから音楽的なことはあまり語れないんだけど、シングルバージョンよりも音がこもってる感じっていうのかな。とくにイントロらへんとか。

曲調はThe・ベボベ!って感じだし、歌詞も一見よくある前向き応援ソングなんだけど、このアルバムのこの場所に入ることでまた違う曲に聴こえる。

前の曲では白黒つけられないことばっかだよって感じだったのに、「答えを出さなきゃいけない」っていう焦り。

曲順へのこだわりが早速感じられましたな。

 

04 Ghost Town

今のこいちゃんだから書ける曲なのかな。19の私にはちょっとわかるような、全然わかんないような。

でも「この町を早く逃げだそうぜ」って思いは田舎でも、東京でも、変わらなくあるよね。

もっと大人になったらじっくり聴きたい曲かも。悔しい。

 

05 yellow

これライブで聴いたときは「むむ…」って思ったけど、アルバムで聴いたら一発で惚れました。

サビの歌詞がとっても綺麗なのに、他の歌詞はなんだか生々しくって、そんなところもたまらないです。

 

06 そんなに好きじゃなかった

この流れ好きなんだ!大好きなんだ!

ベボベっぽいというよりは岡村さんっぽさを感じました。なんか、憧れの岡村さんとお仕事して表現の幅が広がったのかもですね。(偉そうだな)

でももともとこういう曲を書ける力はあったんでしょうね。

カラオケででっかい声で歌いたい。あー女って何だ!?ってさ。笑

ところで、ヤスヒロとマナブって実在するのですか。

 

07 The Cut-feat.RHYMESTER-(Album Mix)

そしてここにこの曲ですよ!素晴らしすぎる曲順!

シングル持ってないから、なんとも言えない。笑

ただ私はこの曲が最高に好き。MVも、ベボベの中で一番好きかもしれない。

 

08 ERAい人

これは衝撃!イントロたまんねー。

やっぱりこの曲とセットでThe Cutは完成なのか。歌詞カードでもこの2曲がちゃーんと同じページに載ってたし。

そんで、ERAってなんなのか、いまだに理解していません。

 

09 方舟

前曲とのテンションの違いがすさまじくって、なんか聴きにくいなぁなんて最初は思ってしまった(笑)

でもここから後半戦!っていう区切りの曲な気がする、今は。

いろんな想像ができるけど、人生っていう大海原を舟でゆく、っていうのが一番納得。

この曲、まさに「普通」を歌ってますね。

 

10 The End

歌詞に「幽霊の町」って出てくるじゃん?こういうの愛してる。

パンデモニウム」はどれを指しているのかしら。そんなに~でフラれたこと?笑

「僕の人生はつづく つづく」。前向きにも後ろ向きにもとらえられるけど、わたしは絶望を感じました。

だって、旅が終わっても、生き続けなきゃいけないんだよ。終わりは終わりじゃないんだよ。終わりたくても終われない。そんな絶望。

 

11 スクランブル

曲全体に漂う90年代(?)っぽさが好きです。

「乱舞る」、歌詞カード見てて楽しかった。

これまた答えが出ないシリーズ。

「どちらがどちらでもあって…どちらがどちらでもないから困る」

 

12 UNDER THE STAR LIGHT

ライブで聴きたい曲NO.1!!!!

「君の透明力」っていう表現はすごくベボベらしい。

なんかすごく駆け抜けまくってるけど、やっぱり「十七歳」のころの青春とは違うんだな。

何がどう違うのかいつかちゃんと言葉にできたらうれしい。

まだ感覚的なものでしかない。

 

13 PERFECT BLUE(Album Mix)

前曲と対(セット?というかなんというか)になってますね。前曲は夏の星空。こちらは夏の青空。

歌詞カードでもばっちり同じページに載せてるし。

この曲は翔びまくり。笑 こんなに爽やか曲なのに、「君」は「翔ん」でしまったのね。

「青い君は美しくなる」という部分がぐさりとささる。

 

14 光蘚(Album Mix)

「君がいて 僕がいる ただそれだけが 赦せない」。

もう、「十七歳」のころのように、純粋に君さえいればいい、なんて子供じみてる?

ここで言っている「君」は、誰のこと?

「僕は君を食らってでも 輝きたいから」。生々しくて耳をふさぎたくなった。

 

15 魔王

これもやはり前曲と繋がっています。キーワードは「丘」、かな。

ここに出てくる「彼」はサカナクションの山口一郎さんだと聞いて、そんなふうに見ていたのか、と少しだけ驚いて、でも納得した。

でももしかしたら山口さんもこいちゃんのこと、そうやって見ているかもね。

サビのぱぁっと視界が開ける感じがとっても好きですよ。

ライブ本編の最後にふさわしそうだなぁ、なんて、余計なお世話か(笑)

 

16 カナリア

魔王がラストにぴったりだよ。なんて思った私を殴りたい!

いつのまに、こんな曲、作れるようになったのか、進化してますね・・・・

この曲がある意味、ベボベの答え。このアルバムの答え。

とにかく「日々はつづく」し、「良いのか悪いのかでずっと悩」んでも、答えなんて出ないことばっかりだよ、って。

 

長々と書いてしまったなぁ。

自己満足。またやろう。