2015年ベストアクト
さて、ベストアルバムに続いて2015年のベストアクトを考えたいと思います。
アルバムよりもうちょっとフランクな感じでやります。
今年は31日のCDJまで含めると37本?38本?それくらい行くみたいですね。
(インストアライブ、テレビ観覧、轟音上映会含む)
単純計算で月に3回は行ってたってことか、、、まぁ1mmも後悔してないけど
無料で行ったものもあれば1万円以上したものもあるので、金額については考えないことにしていきたい所存。
ベストライブ、ではなく、アクト、を順不同で5組(5本)?決めることにします。
ライブにしちゃうと対バン形式も多いのでちょっとなぁ、という理由。
ちなみに行ってないけど行ってたら間違いなくベストアクトになったのはBAYCAMPに出てたいろんなバンド。(雑)全部最高だったろうなぁぁぁ
&ビバラのyog。ギター松田さん脱退前ラストライブ。ゼミさえなければ、、、
ということで、本題へ参ります。
01:Suchmos(2015/10/11@新代田FEVER)
Yogee企画のトップバッターだったSuchmos。痺れたな~。Yonce君のドヤ顔!笑
カリスマバンドって彼らみたいのをいうのか、と。
前にライブレポートチックなのを書いたので詳しくはそちらを。
YUKIちゃんのライブは初見だったのだけど、クルクル変わる彼女の表情に釘付けでした。彼女が主演のミュージカルみたいだった。
演出もとっても凝っていて、これはもう「ライブ」の域を超えているなと。
JAM時代と変わらぬ、いやむしろさらにパワーアップしたキュートさ。
あの小さな体の一体どこにあんなパワーを秘めているのか、というほどに声量がすごくて鳥肌が立ったよ。
「好きってなんだろう…涙」から「キスをしようよ」の流れがとっても素敵で、YUKIちゃんワールド全開でした。
このMVでちょっとだけあのキラキラが伝わるかも。
03:ZAZEN BOYS(2015/6/6@川崎CLUB CITTA')
いつもナンバガ~~と言いまくっているワタクシですが実はこれが初向井。
こんなに気持ち悪くてでもめちゃめちゃにうまいバンド、初めてだった。
メンバーが向井の一挙手一投足を見逃すまいとじっと見ていて、見ているこっちまで緊張感でビリビリした。たまらねぇ。
そして汗だくのおっさんたちが最後にセンターに集まって、電気グルーヴの「Shangri-La」をボイパで歌い始めるという意味の分からない展開。(でもめちゃくちゃにうまい)しかも歌詞はテキトー。
オールナイトだったのにZAZENですべてを出し尽くしてしまった気がする。
また観に行かなくちゃ、、、
04:大森靖子(2015/3/12@Zepp DiverCity TOKYO)
「オトナの!」という番組が主催したフェス。他にフジファブリックやアジカン、電話ズといった豪華な面々が登場。
でも圧倒的だったな。靖子ちゃん。
会場の雰囲気を一気に持って行っちゃってて、叫ぶように歌う彼女にゾクゾクした。
最初観たときはあれ、写真と顔が違う!と思ったんだけど(笑)、ステージを駆け回る彼女はすんごくかわいらしかった。
ユースケ・サンタマリアの顔面にケーキをぶん投げて、そのあといろいろ大変なことになっていたけどそこも彼女らしい。
これまで、メンヘラな子はあんまり好きじゃなかったのだけど、新境地開拓した!という気持ちになりました。
05:佐々木亮介(2015/7/13@TSUTAYA O-EAST)
AFOCのボーカル・佐々木の弾き語り。この日はほかにバンアパの荒井さんやビーバーの澁谷さんなんかも出ていてとっても豪華なライブだったのです。
O-EASTで座ってライブを観るのはなんだか変な感じでした。
でも、本当に良い夜で。バイト先からダッシュした甲斐があったよ~思い切り遅刻だったけれども~
佐々木の弾き語りはすげぇロックンロールなんですよ ギター1本であんなことができる彼は本当にカッコいい
現実に帰って闘うときにはこれを思い出そうってそう思ったのです。
ベストアルバムにも選んだ「ベストライド」の弾き語りを、どうぞ。
チケットを見返していたら一つ一つのライブがばーって思い浮かんできて、この1年本当に楽しかったなぁと。
ほとんどのライブに1人で行ったけど、何にも後悔してない。
音楽に感謝。笑
Last Party~We are DISCO!!!~
the telephonesが昨年12月に活動休止を発表してから約10か月。ついにこの日がやってきてしまった。
11月3日、さいたまスーパーアリーナ。彼らの活動休止前最後の晴れ舞台。
2015年彼らは休むことなく活動していたような印象がある。夏にはたいていのフェスに出演していたし、なんと新しいアルバムも出している。数々のフェスで人々を躍らせてきた彼らのラストパーティ、見逃すわけにはいかなかった。
この日はさいたまスーパーアリーナにて同じ埼玉出身の先輩、そして共に音楽シーンを賑わせ駆け抜けてきた仲間たちを呼んでスペシャルなパーティが行われた。
というわけで、以下なかなか長いけど私なりのLove&DISCOを書かせてね。
~DJ Getting Better&FREE THROW~
まずは盟友、DJGetting Better&FREE THROWが開場後の場内を盛り上げていた。(私は遅刻していったため見れず、、、)とりあえずYkiki BeatのForeverが流れていたのはわかった。笑
彼らとテレフォンズ、特に石毛さんがとても仲良しなのは今年5月にあった「After VIVA!」を見て肌で感じた。石毛さんがゲッチンのDJに乱入してたりその逆もあったり、石毛さんは超ハードスケジュールでほとんど寝てないだろうにニコニコしてて楽しそうで…その割にお客さんがあまり入っていなかったから残念だった、でもあれはあれで貴重な体験だったなぁなんて思い出してしまった。
~凛として時雨~
続いては同じ埼玉出身の凛として時雨。私、意外にもライブを観たのは初めてで(なんとなく声が苦手だった)けっこう楽しみにしていたバンドの1つ。でもクロークが思った以上に混んでて半分くらいしか観れず、、、ライブは予想を超えたクールさで、あっという間に会場の空気を変えていく演奏にビリビリした。MCではあまり多くを語らなかったけれど、全力でキレキレの演奏に愛がこもっていた。TKが「今日は高い声に始まり、高い声に終わりますね」とぼそりと言い笑いを誘っていたのが印象的だったな。(彼が笑いを取るのは珍しいことってきいたよ)
SET LIST
01 SOSOS
02 DISCO FLIGHT
03 enigmatic feeling
04 Who What Who What
05 I was music
06 Telecastic fakeshow
07 感覚UFO
08 傍観
~dustbox~
これまた同じ埼玉出身のdustbox。テレフォンズの先輩にあたる彼らは、いわゆるメロコアとかパンクの系統でなんだかライブが激しいらしいという雑な前情報だけで観ていた。(我ながらひどい)音源は少しだけ聴いていたけど。
思っていたよりもずっとずっとアツいバンドだったな。きいてた通りダイバー続出、サークルもちらほらできてた。彼らは埼玉県の草加市や越谷市の出身だそうで、なんだか親近感が沸いた。
そしてなんとトリビュート盤収録の「A.B.C.DISCO」も披露。テレフォンズメンバーも乱入して超ハッピーなステージに。その後のMCでは「そうかみんな、踊るのが好きなんだなぁ!じゃあ朝まで踊ろうぜ~!」と煽る、さすがにうまい。
「ラストパーティだってよ。今止めればまだ間に合うんじゃねーの?」なんて発言も飛び出したり。言葉遣いはちょっとぞんざいだったけれど誰よりもハートがアツいバンドだった。
SET LIST
01 Riot
02 Break Throw
03 Bird of Passage
04 Bitter Sweet
05 A.B.C.DISCO
06 Dance Until Morning
07 Here Comes A Miracle
08 Right Now
09 Hurdle Race
10 Tommorow
11 Jupiter
続いて同期のBAW。ビバラぶりのBAW。彼ららしいMCの茶番感がおかしくてたまらなかった(ほめてる)。
メンバーがそれぞれ3匹の子豚になりきるというくだりがあったんだけど、ナレーションとして誠治さんが参加していたらしい。…自然すぎて気づかなかったぞ!
dustに続き、トリビュート盤でカバーした「sick rocks」も披露。ちょっぴりダサいのに観客をきっちり盛り上げられるのは彼らならでは。原曲を大事にしながらもBAW色に染まっていた。
そしてラスト、「Just Be Cool」の前でRoyが突然「ごめんちょっと尿意を催しているので!」といったんステージをはけると、すぐにtelephonesの涼平さんを連れて戻ってくるというサプライズが!しかもBAWとお揃いのスーツ着用。下手したらメンバーよりも似合っていたかも。笑
「Just Be Cool」を共に演奏し、最後は特別に涼平さんによる「ワッショイ」で〆。同期ならではの仲の良さがうかがえるステージであった。
SET LIST
01 No Way
02 You Gatta Dance
03 Its Too Late
04 Sunshine
05 sick rocks
06 Hot Dog
07 Sing Your Song
08 Just Be Cool
~syrup16g~
意外と知られていないがvo五十嵐が埼玉出身ということで、syrupは同郷の先輩枠。これまでのバンドのごくシンプルな演出とは異なりスクリーンを活用するなどし、フロアの雰囲気を一気に変えた。
1曲目からsyrup節さく裂の「生きているよりマシさ」で良い意味で緊張感が漂った。MCでは言葉少なに「同じ埼玉出身ということで使っているスタジオが同じでよく一緒になって…律儀に呼んでくれました」とtelephonesとの思い出を語った。
イントロのギターソロを思い切りミスったり、後半では声が出なかったりでファンに応援されるという通常運転の五十嵐さん。なかはたいこさんのドラムが力強く、いいスパイスになっていた。rebornでのシャウトも堪らなくかっこ良かった。
SET LIST
01 生きているよりマシさ
02 Sonic Disorder
03 生活
04 神のカルマ
05 パープルムカデ
06 リアル
07 reborn
ここでtelephonesが挨拶のためステージに登場。「時雨とシロップ以外でメンバーそれぞれステージでパフォーマンスをしてますがノブさんだけまだしてないね…?」とノブの登場をにおわせるような発言。これは…!笑
去年のラブシャぶりの9mm!中学のときにけっこう聴いてて好きだったのに全然ライブに行ったことがなくてもったいないことしたなぁと思っていたので単純に嬉しかった。
これまた同期ということで、「焼き尽くしてやる!焼け野原にしてやる!ということは次に出るサカナクションは焼き魚に、その後に出るテレフォンズは焼き電話に、そしてここさいたまスーパーアリーナは焼きディスコになる!」と、ロックバンドらしい強気な発言。
そしてトリビュートでカバーしたMonkey discoooooooの演奏中にノブが乱入!あんまり楽しそうだったから笑ってしまった。
「テレフォンズが大好きなこの曲を」という言葉で始まった「新しい光」の歌詞がやけに心にしみた。活動休止は終わりじゃなくて始まりなのかもしれない。
「俺たちなりのディスコを!」と最後は「discommunication」。
最高のディスコだった。
SET LIST
01 反逆のマーチ
03 The revolutionary
04 Monkey discooooooo
05 Black market blues
06 cold edge
07 新しい光
08 discommunication
~サカナクション~
ツアー中ということでどんなセトリでくるのかとワクワクしていたら超・フェス仕様!姐さんの復帰後初めてライブを見たけれど、変わらず、というか前よりもさらにギンギンだった。
何度見てもミュージックの途中で暗転して楽器をもつ瞬間が震えるほどクール。
サカナではさすがにないだろうと思っていたら「アイデンティティ」で石毛さん&ノブが登場!ノブはメンバーに絡みまくって、石毛さんは山口さんと顔を見合わせながら笑顔で「ラーラララーラー」と口ずさんでいた。
しかし、山口さんがディスコと口にするとは思わなかったな、素敵。信頼し合っている、そして共に音楽シーンを面白くしてきた同期であることを痛感した。
「すぐに戻って来る、だってあんなに音楽が好きな人たちが音楽から離れられるはずない!」と、テレフォンズに向けて「新宝島」を演奏。最後には「新宝島 DISCO」とレーザーで文字が表示されるというニクイ演出!
SET LIST
SE~ナイトフィッシングイズグッド
01 ミュージック
02 アルクアラウンド
03 アイデンティティ
04 ルーキー
05 Aoi
06 新宝島
いよいよtelehonesの最後のステージ。他のバンドがカバーした曲はやらないかなと思っていたらがっつりやってくれた。
ラストパーティの名にふさわしいステージだった。武道館では普段やらないような曲もたくさんやっていたけれど、今回のステージではとにかくテレフォンズらしい、みんなが求めているテレフォンズ像を崩すことない演奏と曲目だった。
しかし最後の「Something Good」では日本語詞がスクリーンに映し出されて、歌詞の意味を噛みしめながら聴くことになった。これは泣いてしまうよ。
石毛さんのMCがとにかくグダグダで、でもだからこそあの場で話してくれた言葉は重みがあった。
「10年間ディスコって言い続けてきたけど…なんだよディスコって!全然意味わかんないよ!でも音楽ってそういうことだと思うんだ、言葉を越えた何かがあるっていうか」
「みんな、自分の好きな音楽っていうのをなるべく自分の意思で決めたらカッコいいと思うよ」
「みんながミーハーになると、ミーハーなバンドが増えます。みんながかっこいいバンドを求めればかっこいいバンドが増えます。」
「…まぁいいや!みんな、踊りたいよね?踊ろうぜ!」
10年間ぶれなかった彼らのディスコ。もしかしたらどこかで変わらなきゃって思いもあったかもしれないけれど、でも彼らは突き通していた。
彼らの活動休止にはきっと色々な理由があって、そこには少なからずファンの在り方とか音楽の聴かれ方とか、環境的な要因もあったはず。
不器用な彼らなりの全力の演奏とメッセージをきちんと受け止めて考えなくては。
SET LIST
01 HABANERO
02 sick rocks
03 D.E.N.W.A.
04 Baby, Baby, Baby
05 SAITAMA DANCE MIRRORBALLERS!!!
06 electric girl
07 A.B.C.DISCO
08 Homunclus
09 I Hate DISCOOOOOOO!!!
10 Oh my disco!!!
11 Keep Your DISCO!!!
12 Monkey Discooooooo
13 Love&DISCO
en01 urban disco
en02 Something Good
10/18 MAZRIの祭 @日比谷野外音楽堂
野音は開放感があり飲食ができるというのもあって、他のライブ会場よりもフリーダムな感じがする。ステージとの距離も近め。
10月18日。この日はThe BirthdayとThe Birthdayの元メンバー・イマイアキノブによる対バンが行われた。
普通のバンドだったらなかなかできない対バン。これが実現できてしまうのがイマイアキノブのすごいところだよなぁ。
観客の年齢層は少し高め。(私からすると、ね)武道館同様、ビールを片手に持つ人が多かった。
指定席ということもあってか、子供連れも目立っていた。
開演時間を少し過ぎ、主催者から「The Birthday!!」と紹介がありメンバーが登場。相変わらず全員ボタン開きすぎ。ボーカル・チバはいつものハットは被っておらず、サングラスをかけての登場だった。
~SET LIST~
Buddy
FULLBODYのBLOOD
ダンスナンバー
なぜか今日は
WALTZ
COME TOGETHER
I KNOW
くそったれの世界
MOTHER
声
~~~~
この日もチバの謎MCが連発。
キュウ「The Birthday今年ラスト野外です。一度も雨に降られませんでした。」
チバ「農家の人からしたら嫌なバンドだよねぇ」
これには観客がざわつくのはもちろん、メンバーも笑いをこらえられてなかった。
が、ジェスチャーで「しー」とやって、「とんでもないうたが♪」と歌いだす。「くそったれの世界」の始まりは何度聴いても鳥肌。
通常運転なThe Birthdayに続くはイマイアキノブバンド。私、恥ずかしながら初のイマイ。
この日はサポートにa flood of circleの佐々木亮介、Drop'sの中野ミホ、福原美穂という豪華メンツが揃うとあり、期待も高まる。
イマイのソロ曲が続々と披露され、いよいよ後半戦かというところで佐々木がステージに。
グッズの風車を手に、紳士的なお辞儀(でももう片方の手には缶ビール)をする佐々木がなんだか愛おしかった。
イマイ「♪帯広帰りだよ~」
佐々木「♪ただいま~」
イマイ「♪帯広帰りだよ~」
佐々木「♪イマイさんに呼ばれたら行かないわけないでしょ~」
なんてやりとりをする2人は本当に仲が良さそう。
イマイ「この曲、19歳のときに作ったんだけどなんかやることになっちゃって」
佐々木「オレこの曲大好きですけどね^^」
こいつ…あざとい。笑
2曲ほど二人でやって、イマイの紹介で「美女」がステージに参加。
可愛らしい見た目の中野ミホちゃんの声には度肝を抜かれた。ギャップがすごい。
あとから自分と同い年くらいだと知ってドキドキしてしまった。
そして、「算数の話をしよう。缶ビール1本、350㏄?その×10で3500、それが30日で、×12か月、×10年。50t?…これまでに50tのビールを飲んできた男、チバユウスケ!」と紹介されてチバの登場。なんと衣装チェンジしていた。今度はちゃんとチバハットを被ってきた。
そして豪華メンバーでMidnight Bankrobbersの「OH! BABY DON'T CRY」。
クライマックス感がすさまじかった。
チバの隣で佐々木がギターを弾いてる、ミホちゃんが歌ってる!イマイのギターでチバが歌ってる!という事実に泣けてきてしまった。
とても貴重な空間にいられたことを誇りに思う。
この後イマイが一人で数曲披露、アンコールも一人で演奏。アンコールで再登場!におそらくみんな期待していたがそれは実現せず。
最高の夜をありがとう、MAZRIさん。
10/11 Dreamin' Night @新代田Fever
東京でいま、最もアツい3組。
Yogee New Waves×never young beach×Suchmos
の競演が10月11日、新代田Feverで行われた。
もちろんチケットは即ソールド、当日券も出せないくらいに会場は超満員。
1組目のSuchmos。「We are Suchmos~♪」と、1曲目、SE代わりの「S.G.S」 と共にメンバーが登場。会場は拍手で出迎える。vocalのYonceがステージに現れると黄色い歓声も聞こえた。
「YMM」のイントロが流れると会場は一気に加熱。Yonceの不思議なダンスに魅了され、早くもSuchmosワールド全開に。
Yonceが「躍らせるなら俺がやりたい」とクールに歌い切り、「吐き出す場所はここくらいしかないだろ?」とステージを指していた「Alright」が印象的だった。
「Miree」では「終電で繰り出して”Fever”で待って」と歌詞を変えて歌うなど、ライブ感あふれるパフォーマンスを見せてくれた。
約40分と短いステージながら2曲も新曲を披露するという男気溢れるセットリストがこちら。
~セットリスト~
YMM
Alright
新曲①
新曲②
Miree
Life Easy
~~~~~~
続く2組目はYogeeのレーベルメイト、never young beach。
1曲目は「夏がそうさせた」。Suchmosのクールなステージとは打って変わって、観客が思わず笑顔になり、揺れたくなってしまうような音楽を奏でる。
vocalの安倍のMCも絶妙にゆるい。
「サチモスのライブが超かっこよくて…Fever盛り上がろうぜ!みたいな、僕もさっき小っちゃい声で言ったんですけど(笑)緊張してました。僕ん家Feverの近くで。緊張してたらさっき楽屋に飼ってる犬が来てくれたんすよ。あのー、あとで物販に犬置いとくんで、良かったら触ってってください。」と話し、会場の笑いを誘った。
外はすっかり秋だったが、Feverは夏が戻ってきたかのような熱気に包まれていた。
「どうでもいいけど」の前には「ヤフオクで8000円のギターつかってたんですけど、新しいギター買ったんです。(お金は)人並みには持ってますけどそんなにです。…髪の毛を『束ねて忘れる』って歌詞がありますけど、髪切ってもあいつ金持ってんだなぁとか思わないでください(笑)」と冗談を交えたゆるいMC。しかし演奏が始まるととにかく、ロックンロール。
ギターソロではメンバーが前に出て来て観客を煽る、煽る。
ネバヤン、なめてた。かっこいいじゃん。ロックンロールじゃん。
~セットリスト~
夏がそうさせた
ちょっと待ってよ
新曲
あまり行かない喫茶店で
どんな感じ?
新曲
雨が降っても
どうでもいいけど
お別れの歌
~~~~~~~
そしていよいよ、今夜の主催者Yogee New Waves。
髪の毛がサラサラ(by ネバヤン安倍)なVocal角舘が何度も「Yogee New Wavesです、今夜はよろしくお願いします」と言っていたのがとても印象深かった。
「サチモスは高校の時から友達で。サチモスはもう呼ぶの決まってたんだけど。どうせならネバヤンも呼んじゃう?って。レーベルメイトだしみんな見たいでしょ、ってことで。」と、今夜のイベントへの思いを語った。
1曲目から「Hello Etchiopia」、「Fantastic Show」とライブ定番曲を次々と披露し圧倒的な実力を見せつけた。
「Megumi no Amen」「Summer」ではひときわ大きな歓声があがり、ますます盛り上がる。
「Climax Nightは夜の曲のEPだったから、夕方のを作りました。」と
新曲「Like Sixteen Candles」を披露した。
「Climax Night」では「台湾人も歌えたんだから、もっと歌えるでしょ!」と観客を合唱させた。
アンコール1曲目に演奏された新曲「Night is Coming」。「眠るときに作った曲です。」という言葉が印象的だった。
~セットリスト~
Hello Etchiopia
Fantastic Show
Megumi no Amen
Summer
Baiuzensen
Like Sixteen Candles
Listen
Climax Night
Good Bye
~en~
Night is Coming
Dreamin' Boy
~~~~~~~
こうして今を時めく3バンドによる最高の、まさに「夢のような夜」が終焉を迎えた。
YogeeのVocal角舘はMCで「シティポップ」にこんなふうに言及していた。
「シティポップの定義っていうのは、都会に対するニヒリズムなんだって。大貫妙子とかさ。ってことはまず、東京出身者しかありえないわけ。いまシティポップって俺らくらいしかいないと思ってる。だってさぁ、the fin.とかYkikiとかどこがシティポップなんだって話じゃん(笑)次、シティポップって言ったら100円ね。募金。それでみんなで被災地を救おうぜ。笑」
この3組をネオ・シティポップなんて軽々しくくくるべきではない。
彼らの精神はロックンロールで、ポップで、ブラックミュージックで。
とにかくありとあらゆる音楽が混ざり合ってここに行き着いたことが、ライブを見れば一目瞭然だ。
もし彼らのライブをまだ見たことがないという人がいれば、ぜひ今のうちに近くで見ておいてほしい。
いま、東京で一番ホットでクールな3組。見ない手はないだろう。
9/15 The Birthday 武道館
直前まで行こうか悩んでいたThe Birthday、3度目の武道館公演。
結局やること終わってないのに行きました。Twitterでチケットを譲っていただき(しかもアリーナ2列目。)、2013年のBAYCAMP、COME TOGETHERツアーファイナル、ピロウズ企画に続き4度目のThe Birthday。
やっぱりファンが怖いと思ってしまう(笑)いや、かっこいいんだけどね!みんな片手にビール持ちすぎだよ~
そんなファン層なのであんまり物販ガチ勢みたいな人はいなかったようで、会場直前くらいでも余裕でグッズ買えました。
武道館はアホみたいに何度も行ってる(はず)なんだけど、なんやかんやアリーナ席は初めてだったからドキドキでした。関係者の控室前とか普通に通るのね、びっくり。
開演時間ちょっと前になると興奮したファンが「チバ――――!」と叫んで手拍子。The Birthdayの不思議なところはホールでもライブハウスでも変わらず興奮させてくれるところ。客席との距離感を感じさせない。
そして開演。スクリーンには蛍光ピンクのバースデイケーキ。いつものSEが流れて観客のテンションも一気に上がる。
この日はメンバー全員、衣装が上下黒でキマってた。
~SET LIST~
6つ数えて火をつけろ
涙がこぼれそう
stupid
I KNOW
ホロスコープ
KIKI The Pixy
カレンダーガール
ROKA
Arlight
爪痕
WALTZ
シルエット
FULLBODYのBLOOD
愛でぬりつぶせ
ダンスナンバー
マスカレード
くそったれの世界
なぜか今日は
MOTHER
KAMINARI TODAY
EN.1
声
さよなら最終兵器
COME TOGETHER
EN.2
READY STEADY GO
ローリン
2曲目からいきなり「涙がこぼれそう」で、今日のライブにかなり気合が入ってることが予感できて思わず笑顔になってしまった。
個人的に大好きな「カレンダーガール」を初めて聴けて嬉しかったな。
各所で言われてることだけど、「爪痕」前のMCでチバが
「10年前はみんな10歳若かったんだよ。不思議だねぇ。まだ生まれてないやつもいた。…死んじまったやつもいる。」
と、ぼそりと言っていた。たぶんみんな、同じ奴のことを思いながら「爪痕」を聴いてた。
この季節に聴くとなおさら切ないね。
「WALTZ」ではおっきいミラーボールが登場。眩しかったです(笑)ちょっと演出に負けてたかも、残念。
新曲を聴きながら曲調がとてもポップになったことを実感した。曲の進行もすごく単純だし、チバ以外の声だったらJ-POPに分類されてもおかしくなさそう。
グチグチ言ったけど、「なぜか今日は」がすごく楽しくてめちゃめちゃ踊りました。斜め前にいたスーツのお兄さんやお姉さんも楽しそうに踊っていて、もちろんThe Birthdayも楽しそうで、ここにはポップとかロックとか関係ないよなって気がした。
「MOTHER」では客に歌わせたり、「ローリン」ではハンドマイクで煽ったり。チバがすごくイキイキしていた。ミッシェル時代はこんな風な煽り方していたのかな、年を取って丸くなったのかなぁ。
メンバーが楽しそうで、お客さんも楽しそうで、10年続けて来てくれて本当によかった。The Birthdayに出会えてよかった。
そして、「バンドが解散しない時代」っていうのを感じた。きっと前ならイマイさんが抜けた時点で終わってたもんな。時代の流れなのか、はたまたチバやキュウちゃんが成長したのかはわからないけど。
次のアルバムツアーはまたライブハウスをまわるね。3度目の武道館を乗り越えたThe Birthday。一回りも二回りも成長した彼らを観るのが楽しみだ。
8/27 ナンバーガール 轟音上映会@WWW
去る8月27日、渋谷WWWで行われたナンバーガールの轟音上映会へ行ってきました!
第1部はナムヘビツアー赤坂公演、第2部は伝説のラストライブが上映されるということで、私は第2部を観に行きました。
入場待ちの間中、なんだかどうしようもなくドキドキしてしまった!同い年くらいの若者もいればナンバガ世代っぽい人もいたり関係者っぽい人もいたりで、不思議な空間でした。
私にしては珍しく整理番号が2ケタで、わりと早めに入場。入ってすぐにTシャツを交換。今はなきナンバガグッズを手に入れ、ウキウキしつつドリンク交換~。
WWW初めてでしたが、地下のドリンク交換所はアングラっぽい雰囲気でさらにテンション上がりました。
会場に入ると、前方はパイプ椅子が置いてあって2つ目くらいの段差からは立ち見。悩んだけど、私は立ち見の最前を選びました。座ってじっとなんかしてられませんもの。
両隣は自分と同い年くらいかなという感じの女の子。うれしかった、、、
で、司会(当時ナンバガのディレクターだった吉田さん)が出てきて、挨拶をされていました。「オン・タイムで始めます」という一言になんだかビリビリ来てしまった。
ちなみに始まるまでも会場内ではずっとナンバガのライブ音源が流れていました。
そして上映開始。予想以上の轟音に耳が死にそうになりながらも、目の前の画面に吸い込まれていくような気分でした。タイムスリップしたみたいな。
ラストライブなのに観客の声にほとんど答えず、まさに”鬼気迫る”ような演奏。観ていて改めて思ったけど、ナンバガって全然楽しそうにライブしない(笑)
にこにこして楽しそうに演奏するバンドが多いのに。ぜんっぜん笑わない。
「本日はアンコールはございません」と言い切る向井に、終わらないでくれって本気で思ってしまいました。
MCで向井が北海道出身のバンドにeastern youthやブッチャーズを挙げていたけど、2015年現在、easternはニノさんが脱退して、ブッチャーズは吉村さんが亡くなって実質解散状態になっているなんて誰も想像できなかったでしょう。やっぱりバンドという生き物は難しい。そして美しい。
ナンバーガールも間違いなく彼らと並ぶバンドになっていると思います。
「ナンバーガールの歴史をここに終了する!」
って宣言して、去っていく彼らは最高に潔くてクールでした。
1曲のアンコールもやらずに終わったラストライブ。
楽屋に戻って、一言、「あ~…終わった。」とつぶやく向井を観て
ようやく私の中のナンバーガールが死にました。
たぶんあの上映会にいた人も皆そうだったんだろうなと思います。一人一人のナンバーガールの歴史が終了したんだと思う。
ただライブ映像を「上映」するだけの会でしたが、それ以上に色々と考えることがありました。
初めは、なんで椅子があるんだ!って思ってました。でもそれすらもちゃんと意味のあること。
本当に悲しいけど、もうナンバーガールは復活しない気がしています。
そうじゃなきゃわざわざこんな、ライブハウスで、座って、ラストライブを見せないもの。
どんな形でも、ナンバーガールをライブハウスで観るという夢が叶って良かった。
ギターによる焦燥音楽 それ すなわちROCK。
ありがとう、ナンバーガール。
トム・ヨークは本当に”微妙”だったのか?
先日、幕張メッセで行われたサマーソニック2015。今年は1日目の深夜~2日目の朝にかけて「ホステス・クラブ・オールナイター」が開催されました。
1日目もしくは2日目のチケットがあればこの「ホステス~」にも参加できるということで、せっかくだし!ということで、行ってきました。
とはいえ相変わらず洋楽には疎いので、トム・ヨークとフランツ×スパークスしか観ていないのですが(笑)まぁ、次の日もあったしね、ほどほどにってことで。
納期の迫る作業をどうにか終わらせ、結局会場に着いたのはトム・ヨークの出番ギリギリ…深夜にも関わらずすでにソニック・ステージはほぼ満員、いつ規制がかかってもおかしくない状況。チビな私はステージどころかモニターもほとんど確認できない位置にいました。
離 婚直後ということで(?)トム・ヨークの登場に色めきたつ会場の女子ファン(笑)今回はDJスタイル(で、良いのでしょうか)なのでもちろん RADIOHEADの時のようなバンドセットとは一味違う。しかし楽しそうに歌い踊りまくるトム。もともと縦ノリではなく横ノリの音楽を作る人とはいえ、 なかなか難解なリズム。それでも観客たちもノリたい、踊りたい、という願望はある。
しかし。
なにせ、会場は後方までぎゅう ぎゅう、四方八方を人に囲まれ(しかもガタイの良い西洋人もいる)横に揺れることすらままならない…となると深夜0時を過ぎたこの時間帯、当然眠くなるわ けです。こうして黒地に蛍光グリーンの文字が入ったトム・ヨークTシャツ(目立つ!)を着た皆さんが次々と後ろに抜けていく事態に。
そしてTwitterに溢れる「トム・ヨーク 微妙だった」という文字。
これはあまりに端的に言いすぎていると思うので勝手に補足すると
「トム・ヨーク (のパフォーマンスというよりは時間帯とステージ設定が) 微妙だった」
ということではないでしょうか。
せめて、ソニックステージではなくマウンテンでやってたらもっと踊れたしストレスフリーで「微妙」という声は減ったんじゃないかなと。会場設営準備とかの関係で難しかったのかもしれませんが。
何が言いたいかというと、運営もっとがんばれ!!!!
MWAMのタイムテーブルの件といい、15回やっててもまだまだ改善点がたくさんある。今年は特に。
でも年々よくなってるみたいなので、来年に期待です(来年行くかはわからないけど)
※その後に見たF.F.Sは最高に楽しかったです、個人的ベストアクト!